ハイザック・カスタム
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アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場するティターンズの狙撃用MS。隠れハイザックとも呼ばれる。 ハイザックを改良し、遠距離狙撃用に特化した機体である。ジェネレーターをAE社製のものに換装し、高出力の狙撃用ビーム・ランチャーを運用可能となっている。モノアイも高精度のタイプに変更し、頭部排熱機構を伸長している。一部装甲材をガンダリウム合金に変更し、装甲厚も増加。右肩シールドは伸縮する。バックパックは大型のものに換装され、機動性も向上している。塗装は一般型よりやや淡く、ザクIIに近い色になっている。動力パイプは赤。小説『機動戦士ガンダムUC』ではジオン共和国に払い下げられ、ロールアウト時のグレー基調のままで運用されている。 劇中での活躍 TV版第39話では2機が登場。サイド2の13バンチ付近に潜伏し、エゥーゴのMS9機を狙撃・撃墜していたが、クワトロ・バジーナの搭乗する百式と交戦し、撃破されている。 劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』では、目立った活躍はないものの、ゼダンの門周辺宙域をマラサイと共に警護している。 小説『機動戦士ガンダムUC』ではジオン共和国軍のギリガン・ユースタス大尉の愛機として登場。かつてネオ・ジオン軍が認めなかったハイザック系機体が、ジオン共和国の軍人に「ザクの直系」として誇られる状況となっている。 アニメ版『UC』には登場しないが、後日譚である脚本『獅子の帰還』では、ジオン共和国軍沿岸警備隊所属の機体が登場する。 本機の狙撃用ビーム・ランチャーは、のちのザンスカール帝国のモビルワーカー、サンドージュが同型のものを携行している。 ゲーム『ギレンの野望』シリーズ(『ジオンの系譜』以降)では、「連邦軍仕様」が登場。連邦正規軍のカラーである青に塗装されている。 デザイン デザイナーの藤田一己は、設定画にお遊びで「対モデラー用MS」と書き加えている。実際、通常のハイザックとはディテールのみならずフォルムにも大きな差が見られ、キット改造にはそれなりのスキルが必要とされている。
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