ナンダ・デヴィ国立公園とは? わかりやすく解説

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ナンダ・デヴィ国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/22 06:59 UTC 版)

ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園」の記事における「ナンダ・デヴィ国立公園」の解説

ナンダ・デヴィ国立公園は、インド第2の高峰ナンダ・デヴィ標高 7,817 m)を擁する国立公園である。その前身ナンダ・デヴィ猟鳥保護地域 (Nanda Devi Game Sanctuary) で、1939年1月7日設定されたこの自然保護区ヒマラヤ山脈保護区の中では最古とされる1980年国立公園となることが決まり当初は「サンジャイ・ガーンディー国立公園」となる予定だったが、1982年11月6日現在の名称で正式に発足したナンダ・デヴィサンスクリット語で「祝福され女神の意味で、ヒンドゥー教聖なる山として崇拝対象ともなってきた。21世紀現在でもガルワールクマーウーンを含むウッタラーカンド州全域寺院では、毎年儀式のっとって定められ日付ナンダ・デヴィ祭(ナンダー・デーヴィー・ジャート)が行われる。祭り女神ナンダーの里帰り表現する儀式始まり、夫(シヴァ)の待つ家に戻る儀式最高潮に達するまた、ウッタラーカンド州に伝わる伝説によればガルワール王の領地12年一度、4本角の雄羊誕生しガルワールからトリシュル峰(英語版)まで行く巡礼先導するとされている 。この巡礼祭り、ナンダー・デーヴィー・ラージ・ジャート(英語版)は、12年一度8月から9月初旬にかけて、21日間にわたって行われ、何千人もの参加者は、女神が夫の住むところまで行く道のりを、巡礼により追体験する標高 5,000 m を超える雪原巡礼路途中には「死の小径(Jyumra Gali)」という別名のある垂直に切り立った崖に作られた道や、湖水から何百体分もの人骨発見されループクンド湖があり、これらすべてがナンダ・デヴィ国立公園の園内位置する。 ナンダ・デヴィ国立公園の標高は2,000 m 前後から 7,817 m に至る。針葉樹林帯などのほか、氷河雪原見られるその地形には、ジャコウジカヒマラヤタールハヌマンラングールなどが棲息し、少なくとも14種の哺乳類、578種の鳥類確認されている。棲息する哺乳類のうち、ユキヒョウ絶滅危惧種ツキノワグマ危急種である。 標高の高い地域から順に段階的に入山制限されてきたが、1983年以降は、学術研究以外での国立公園内への立ち入り出来なくなっている。

※この「ナンダ・デヴィ国立公園」の解説は、「ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園」の解説の一部です。
「ナンダ・デヴィ国立公園」を含む「ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園」の記事については、「ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園」の概要を参照ください。

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