トルキエ軍の反撃(第13巻 - 第16巻)
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「将国のアルタイル」の記事における「トルキエ軍の反撃(第13巻 - 第16巻)」の解説
トルキエ暦76年/帝国暦452年5月3日、ルチオとブレガが率いるヴェネディック艦隊は、ボッカネグラ家の率いるバルトライン艦隊と激突する。天才的な操船技術を駆使して戦うボッカネグラ家に対し、ヴェネディック艦隊は新造の高速船を駆使してバルトライン艦隊を翻弄し、指揮官のアマデオとロニに打撃を与える。バルトライン艦隊はポイニキアに撤退しようとするが、ヴェネディック艦隊によって港を封鎖され追い詰められる。アマデオは救援に来た元首ドーリアのリゾラーニ艦隊と共に反撃しようとするが、ルチオと密約を交わしていたドーリアはバルトライン艦隊を攻撃して全滅に追い込む。 マフムートはクルト将軍やアフメットらカリルの残存軍と合流し、バルトライン軍の食糧庫を襲う。ピノーは補給を立て直すために軍団を移動させるが、そこでマフムートが率いる反帝同盟軍に包囲される。ピノーは包囲陣を突破するが、マフムートとクオーレ同盟が雇った傭兵団に挟み撃ちにされ戦死し、軍団も壊滅する。マフムートはチェロに残るバルトライン軍を攻撃するために移動を始め、伝令からの報告を受けたフレンツェン中将とアダム中将はチェロから撤退する。しかし、チェロ内部では情報が届かず、バルトライン軍に降伏しようとする民兵と彼らを支持した民衆によってカルバハルが処刑される。無用な血が流れたことに憤るマフムートはチェロの統治権を剥奪し、将軍会議はマフムートをチェロの総督に任命する。将軍会議に出席したマフムートは、カリル亡き後、ザガノスの勢力が増していることを聞かされる。一方、主力部隊を失ったバルトラインでは、非戦派のエイゼンシュテイン公爵がルイを弾劾して戦争の停止を求めるが、ルイは批判を一蹴して戦争の継続を決定する。 トルキエ暦76年/帝国暦452年9月5日、ザガノス率いる帝国侵攻軍が、バルトライン首都・聖ミヒャエルに向けて進軍を開始する。侵攻先の帝国バルト地方では、キュロスの説得を受けた旧ベルネット王家の王子オットーがバルトラインからの独立を宣言し、これをきっかけにバルト地方が帝国から相次いで離反する。帝国崩壊の危機を察知したフレンツェンとアダムは、ザガノス軍を奇襲しようと移動を始めるが、その動きを知ったマフムートも部隊を率いてバルトライン軍を追う。俊足を活かしたトルキエ軍はアダム軍を捉え、交戦の末にアダム軍を壊滅させる。そのころ、帝国領ルリジオン近郊でザガノス軍を捉えたフレンツェン軍は奇襲を仕かけるが、追い付いたマフムート軍に襲われる。フレンツェンは部隊に撤退を命じ、ザガノスを討とうとするが、それを阻止しようとするマフムートと一騎打ちになり、彼に討ち取られる。
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