トルキア地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 03:49 UTC 版)
欧州南部地方。元は「大トルキア帝国」であったが、内乱の後に7つに分かれた。隣接しているのはオースティニア地方。マルタギニア海に面し、トルキアとオースティニアの間にはトルキア内海が存在する。 ドルファン 正式にはドルファン王国。トルキアで2番目に小さい国であるが、湾岸国家。 唯一の内陸である北部をハンガリア、プロキア、ゲルタニアに押さえられている関係から常に領土侵略の危機にさらされている。 物語の舞台である首都・ドルファン城塞に守られており、周囲が海と城壁に囲まれているため難攻不落を誇る。一方で湾岸国家でありながら海軍力に乏しく、それに加えて近年では騎士団の弱体化と軍部の腐敗が著しく目立ってきており、更にはアナベル・ピクシスを筆頭とした保守派を中心に、外国人に対する悪感情がトルキアの中でも特に根強いため、これが後に外国人排斥法の制定へとつながってしまうことになる。 プロキア 本編中で傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンを擁してドルファンを狙って侵攻してきた国。 東にハンガリア、西にゲルタニア、南にドルファン、北にヴァン=トルキアと四方を他国で固められたトルキア地方唯一の内陸国であるため、トルキアの中で唯一、海洋貿易ができない。 正式名称はプロキア=フィンセン公国だったのだが、わずか一週間で内乱が起き、プロキア=ヘルシオ公国として政権交代が行われたほどの内情不安定な寄り合い国家にして万年外征国。ドルファンへの侵攻の理由も海洋貿易を獲得するためである。しかし、寄り合い国家ゆえに足の引っ張り合いは日常茶飯事で、ヴァルファバラハリアンもこの巻き添えを喰らう形で壊滅させられていくこととなる。 ハンガリア 正式にはハンガリア共和国。かつてはボルキア王国として存在していたが、市民革命の内戦によって王政廃止となる。 しかし、王政復古を目論む右派組織「ボルキア回帰戦線」が無差別テロを絶えず起こしているため、国内情勢は悪化の一途にある。 クレア、ヤング、セイルの故郷でもある。 ゲルタニア 正式にはゲルタニア共和国。共和制をハンガリアより早く布いた軍事大国。 ヴァン=トルキアやプロキアとの軍事衝突が多発していたが、近年は内政に問題が起こっている。 ヴァン=トルキア 正式にはヴァン=トルキア帝国。大トルキア帝国を統治していたヘレニガム王家の治める国。 領土面積はトルキア地方最大を誇るも時勢に乗り遅れてしまい、国力は年々衰退している。旧トルキアとも呼ばれる。 セサ 正式名称はセサ公国と言い、ヴァン=トルキアを治めるヘレニガム王家の外戚にあたるセサ大公家が治めている。 トルキア最小国ではあるが、ヴァン=トルキアの保護下にあることと三方が海に面していることが幸いし、小国ながらも生きながらえている。 スィーズランド 正式名はスィーズランド連邦共和国。オースティニア地方と隣接した国でありながらも世界唯一の永世中立国で、中立維持とその防衛のために強力な軍事力を有している。 世界中で知られる文明先進国でもあり、その中でも「リーデン学術院」は屈指の名門校として知られ、メネシスやジョアンの母・マリエルを輩出している。 傭兵騎士団ヴァルハバラハリアンが所属する国であり、ジーンとライズの生まれ故郷でもある。ただし、ジーンはドルファンに住む叔父夫婦に引き取られた関係でドルファンに帰化した。また、主人公もこの国を介してドルファンに入国している。 モデルはスイス
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