チカマウガ戦争とは? わかりやすく解説

チカマウガ戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:47 UTC 版)

チカマウガ戦争(チカマウガせんそう、: Chickamauga Wars1776年 - 1794年)は、アメリカ独立戦争に併行して、チェロキー族の指導者ドラッギング・カヌーに率いられたインディアン達が、イギリスのアメリカ植民地からやってくる開拓者の侵略に対抗して、その土地を守るために続けられた一連の闘争である。戦争の地域は、バージニア植民地からジョージア植民地にかけてのアメリカ合衆国南部と、当時の考え方では西部であったケンタッキーテネシーにまで拡がった。チカマウガという名前は、アメリカ植民地の人々がドラッギング・カヌーとその追随者のことをそう呼んでいたことによっており、チカマウガという人や部族がいたわけではない。ドラッギング・カヌーは多くのインディアン部族の力を結集したが、その時々の状況に応じて、イギリス、フランス、あるいはスペインの支援を受けた。


  1. ^ http://www.tcarden.com/tree/ensor/Watag.html "Watauga Petition". Ensor Family Pages.



チカマウガ戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 04:41 UTC 版)

インディアン戦争」の記事における「チカマウガ戦争」の解説

詳細は「チカマウガ戦争」を参照 チカマウガ戦争はアメリカ独立戦争巻き込まれチェロキー族入植白人の間の一連の紛争であり、1794年まで続いたチカマウガとは、最初はオーバーヒル集落から、後にはローワー集落バレー集落およびミドル集落チェロキー族加わり、ドラァギング・カヌーたちの一団が、南西チカマウガ地区テネシー州チャタヌーガ)に、後にはファイブ・ローワー集落住んだ者達を、白人が「チカマウガ」と呼んだのである。 これらの集落では、クリーク族白人王党派逃亡黒人奴隷、およびチカソー族加わり、後にはチカマウガ・チェロキー族戦士100北方移動したのと入れ替わり加わった100名以上のショーニー族および他の部族70名があった。当初攻撃目標は、ワトーガ川、ホルストン川およびノリチャキー川沿い、さらにテネシー東部カーター渓谷入植地とされ、1780年にはナッシュボロ砦始めとするカンバーランド川沿いの入植地ケンタッキー、さらに後にはバージニアノースカロライナサウスカロライナおよびジョージアまでにも拡がった。チカマウガ連合による攻撃規模は、一握り戦士による急襲から400から500名、時には1,000名を越え大部隊によるものもあった。ドラァギング・カヌーに近い同盟者アレクサンダー・マギリブレー一派同盟下の北部ムスコギー族(クリーク族はしばしチカマウガ行動加わり、また単独でも行動したカンバーランド川入植地チカソー族北方ショーニー族およびデラウェア族からの攻撃受けた。ドラァギング・カヌーやその後継者であるジョン・ワットの作戦行動は、北西部作戦行動連携して行われることがあった。これに対す植民地白人が採った手は、平和な地域チェロキー族集落破壊し尽くということであり、どちらの側も人命に関して大きな被害出した。この戦争1794年のテリコ・ブロックハウスの条約終結した

※この「チカマウガ戦争」の解説は、「インディアン戦争」の解説の一部です。
「チカマウガ戦争」を含む「インディアン戦争」の記事については、「インディアン戦争」の概要を参照ください。

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