ダイシモチ【ダイシモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7692号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ダイシモチ よみ:ダイシモチ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤昌光、藤田雅也、土門英司、石川直幸、土井芳憲、片山正、神尾正義 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「センボンハダカ」に「センボンハダカ」と「モチ麦D」の雑種第2代モチ性個体を交配して育成された固定品種であり,育成地(香川県善通寺市)における成熟期はやや早,稈長はやや短で耐倒伏性が強く,粒の色が紫の糯品種である。叢性は中,株の開閉はやや閉である。稈長はやや短,稈の細太はやや細,ワックスの多少は多,葉色は中,葉鞘のワックスの多少はやや多,葉鞘の毛の有無・多少は無である。穂長はやや短,粒着の粗密及び穂の抽出度は中,条性は六条,芒の有無と多少及び芒長は中,ふの色は紫である。粒の形は中,大小はやや小,粒の色は紫,千粒重はやや小,リットル重はやや大,原麦粒の見かけの品質は中の上である。播性はⅤ,茎立性は中,出穂期及び成熟期はやや早,粳・糯の別は糯,穂発芽性及び脱粒性は難,耐倒伏性は強,耐凍上性は弱,収量性はやや多である。粒質は粉質,精麦歩留は中,精麦白度はやや大である。しま萎縮病抵抗性及び赤かび病抵抗性は中,うどんこ病抵抗性はやや弱である。「イチバンボシ」と比較して,稈長が短いこと,ふの色及び粒の色が紫であること,千粒重が小さいこと,粳・糯の別が糯であること等で,「米澤モチ2号」と比較して,稈長が短いこと,ふの色及び粒の色が紫であること,出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に四国農業試験場(香川県善通寺市)において,「センボンハダカ」に「センボンハダカ」と「モチ麦D」の雑種第2代モチ性個体を交配し,初期世代は集団選抜,以後,雑種第5代以降は系統育種法により育成された固定品種であり,平成3年より特性検定試験,4年より生産力検定試験及び系統系統適応性検定試験,5年より奨励品種決定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「四国裸95号」であった。 |
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