ソナタ 第60番 ハ長調とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第60番(ウィーン原典版番号) ハ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドンソナタ 第60番ウィーン原典版番号ハ長調Sonate für Klavier Nr.60 C-Dur Hob.XVI:50 op.79作曲年: 1794-95頃年  出版年1801年  初版出版地/出版社: Caulfield 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro1130秒
2 第2楽章 Mov.2 Adagio5分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Allegro molto 2分00

作品解説

2007年8月 執筆者: 齊藤 紀子

 1794-1795年イギリス訪れた際の作曲であることから「イギリス・ソナタ」と呼ばれるHob. 50-52の3曲のソナタの第1曲目。全3楽章から成るハイドンピアノ・ソナタとしては、比較規模大きいもの。
 第1楽章ハ長調アレグロの4分の4拍子冒頭の6小節間、左手主音のみを奏するが、主題活発な印象第2主題(第34小節~)への移行部では、左手奏する第1主題右手音階的動きが伴う。展開部(第54小節~)では、この形が随所見られるフェルマータ経て続く再現部(第108小節以後)では、第1主題手を加えられているが、その旋律線は明確に示される。この楽章は、ハイドンによる「オープン・ペダル」の指示知られている。
 第2楽章アダージョは4分の3拍子ヘ長調よる。3部形式書かれており、楽章全体通して装飾的な音に満たされ気品溢れ性格を持つ。中間部(第24小節~)はハ短調開始する。そして、第3部(第34小節~)では、第1部変奏で、更に細かい音価による装飾的な音の動きみられる
 第3楽章のアレグロ・モルトは4分の3拍子で、第1楽章と同じハ長調よる。変奏曲ロンド形式合わせたような形だが、冒頭主題多様な形に展開されており、特定の形式あてはめて考えるのが難しい。


「ソナタ 第60番 ハ長調」の例文・使い方・用例・文例

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