スカラー‐ば【スカラー場】
スカラー場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 13:22 UTC 版)
スカラー場(スカラーば、英: scalar field)とは、数学および物理学において、空間の各点に数学的な数やなんらかの物理量のスカラー値を対応させた場である。スカラー場には「空間(あるいは時空)の同一点におけるスカラー場の値が、観測者が同じ単位を用いる限りにおいて必ず一致する」という意味で座標に依存しない (coordinate-independent) ことが要求される。物理学で用いられるスカラー場の例としては、空間全体にわたる温度分布や、液体の圧力分布、ヒッグス場のようなスピンを持たない量子場などが挙げられる。これらの場はスカラー場の理論における主題である。
- 1 スカラー場とは
- 2 スカラー場の概要
スカラー場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/10 05:43 UTC 版)
「クインテッセンス (宇宙論)」の記事における「スカラー場」の解説
クインテッセンスは wq の状態方程式を持ったスカラー場であり、この圧力 pq と密度 ρ {\displaystyle \rho } q の比はポテンシャルエネルギー V ( Q ) {\displaystyle V(Q)} と運動エネルギーの項によって下記のように表される; w q = p q / ρ q = 1 2 Q ˙ 2 − V ( Q ) 1 2 Q ˙ 2 + V ( Q ) {\displaystyle w_{q}=p_{q}/\rho _{q}={\frac {{\frac {1}{2}}{\dot {Q}}^{2}-V(Q)}{{\frac {1}{2}}{\dot {Q}}^{2}+V(Q)}}} すなわち、クインテッセンスは一般には密度をもつため、wq は時間の関数となり動的である。対して、宇宙定数は エネルギー密度は固定され、wq = −1 となり静的である。
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