スピン角運動量とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 物理学 > 運動量 > スピン角運動量の意味・解説 

スピン角運動量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 06:28 UTC 版)

スピン角運動量(スピンかくうんどうりょう、: spin angular momentum)は、電子をはじめとする量子力学上の素粒子複合粒子の固有の「角運動量」とされる波動特性である。単にスピンとも呼ばれる。


出典

  1. ^ スピン角運動量”. 天文学辞典. 公益社団法人 日本天文学会 (2018年3月26日). 2022年8月4日閲覧。
  2. ^ LL, p. 196.
  3. ^ その粒子はボソンですか?フェルミオンですか?”. 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 (2012年7月19日). 2022年8月4日閲覧。
  4. ^ Uhlenbeck & Goudsmit 1925.
  5. ^ Uhlenbeck & Goudsmit 1926.
  6. ^ 砂川重信 1991.
  7. ^ H13, p. 344.
  8. ^ a b A07, p. 36.
  9. ^ a b LL, p. 73.
  10. ^ A07, p. 37.
  11. ^ H13, pp. 396, Def 17.1.
  12. ^ H13, p. 383.
  13. ^ H13, p. 384.
  14. ^ a b c A07, p. 50.
  15. ^ H13, pp. 375, Thm 17.10.
  16. ^ H13, p. 368.
  17. ^ H13, p. 369.
  18. ^ a b c H13, pp. 383–384.
  19. ^ a b c A07, pp. 39–40.
  20. ^ a b W16, pp. 31, 73.
  21. ^ a b W16, p. 65.
  22. ^ A07, p. 38.
  23. ^ W16, pp. 28–29.
  24. ^ A07, p. 43.
  25. ^ W16, p. 73.
  26. ^ W16, p. 74.
  27. ^ A07, pp. 50–51, 60.
  28. ^ a b c d e S12, pp. 25–27.
  29. ^ A07, p. 59.
  30. ^ W16, p. 116.
  31. ^ A07, pp. 60–61.

注釈

  1. ^ なおこのページにはではなくと書いてあるが、 が有限次元であるため両者は同一である(同ページDef17.21の直前の記述)。
  2. ^ なお(A07)では内積をと定義しているが、これはパウリ行列で貼られた空間に対してのものなので、これをsu(2)に写すと内積が本節で定義した形になる。
  3. ^ (H13)は射影表現を使って定義しているので、これをスピンのユニタリ表現に読み替える必要がある。


「スピン角運動量」の続きの解説一覧

スピン角運動量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:51 UTC 版)

パウリ行列」の記事における「スピン角運動量」の解説

詳細は「スピン角運動量」を参照 量子力学においてパウリ行列スピン 1/2角運動量演算子表現現れる角運動量演算子 J1, J2, J3 は交換関係 [ J 1 , J 2 ] = i ℏ J 3 , [ J 2 , J 3 ] = i ℏ J 1 , [ J 3 , J 1 ] = i ℏ J 2 {\displaystyle [J_{1},J_{2}]=i\hbar J_{3},\,[J_{2},J_{3}]=i\hbar J_{1},\,[J_{3},J_{1}]=i\hbar J_{2}} を満たす。ただし、ℏ = h/2π はディラック定数である。エディントンのイプシロン εijk用いれば、この関係式は [ J i , J j ] = i ℏ ∑ k = 1 3 ε i j k J k {\displaystyle [J_{i},J_{j}]=i\hbar \textstyle \sum \limits _{k=1}^{3}\varepsilon _{ijk}J_{k}} と表すことができる。ここで、 J 1 1 / 2 = ℏ 2 σ x = ℏ 2 [ 0 1 1 0 ] J 2 1 / 2 = ℏ 2 σ y = ℏ 2 [ 0 − i i 0 ] J 3 1 / 2 = ℏ 2 σ z = ℏ 2 [ 1 0 0 − 1 ] {\displaystyle {\begin{aligned}J_{1}^{1/2}&={\frac {\hbar }{2}}\sigma _{x}={\frac {\hbar }{2}}{\begin{bmatrix}0&1\\1&0\end{bmatrix}}\\J_{2}^{1/2}&={\frac {\hbar }{2}}\sigma _{y}={\frac {\hbar }{2}}{\begin{bmatrix}0&-i\\i&0\end{bmatrix}}\\J_{3}^{1/2}&={\frac {\hbar }{2}}\sigma _{z}={\frac {\hbar }{2}}{\begin{bmatrix}1&0\\0&-1\end{bmatrix}}\end{aligned}}} を導入すると、これらは上記角運動量演算子交換関係満たしている。J1, J2, J3 の交換関係ゼロはないため、同時に対角化できないが、この表現は J3 を選び対角化している。J31/2 の固有値は +ℏ/2, −ℏ/2 であり、スピン 1/2 の状態を記述する

※この「スピン角運動量」の解説は、「パウリ行列」の解説の一部です。
「スピン角運動量」を含む「パウリ行列」の記事については、「パウリ行列」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スピン角運動量」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



スピン角運動量と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スピン角運動量」の関連用語

スピン角運動量のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スピン角運動量のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスピン角運動量 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパウリ行列 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS