ジャズバンド部
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「兵庫県立高砂高等学校」の記事における「ジャズバンド部」の解説
1965年(昭和40年)に創部された吹奏楽部を前身とする。しかしその後、十数人しか部員が集まらない時期が長く続いた。 1975年(昭和50年)にOBが「少ない人数でもできるビッグバンドをやろう」と提案し、これを受けて全員がジャズに転向。部名は吹奏楽部のまま数年続く。ビッグバンドに提案したOB4名が、入れ替わり立ち替わり指導や運営に関わる。当時顧問は居たが指導等にはノータッチで部管理や責任のみであった。 実力と奔放さを併せ持った同クラブの魅力はクリエイターの目にも留まり、同クラブをモデルに製作される日本映画『スウィングガールズ』の企画が進捗する。2001年(平成13年)には監督・矢口史靖らが取材などのために来校した。人気女優・上野樹里を主演とした映画は2004年(平成16年)9月11日に全国公開され、大いにヒットした。この時分の前後数年は同クラブにとって最初の黄金期と言える。 同クラブは、神戸文化ホールを舞台に神戸市民文化振興財団等が主催する"夏を彩る、中学・高校生によるジャズの祭典"「ジャパンステューデントジャズフェスティバル (JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL)」に以前から参加し、事実上のグランプリにあたる神戸市長賞を何回も受賞し、ライバル校である甲南中学校・高等学校らと凌ぎを削りながらも3年連続でグランプリにも輝いている。 2011年(平成23年)にも「ジャパンステューデントジャズフェスティバル」第29回大会でグランプリを受賞。以後、5年連続で受賞している。この時代には伊丹市立伊丹高等学校が最大のライバルとなっていた。2017年度(平成29年度)と2018年度(平成30年度)は伊丹高校がグランプリを受賞。2019年度(令和元年度)は高砂高校が受賞。2020年度(令和2年度)はコロナ禍で大会が中止されている。2021年度は、動画審査としてJSJFは開催され、高砂高校が神戸市長賞を受賞する。
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