ケン・リュウとは? わかりやすく解説

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けん‐りゅう【剣竜】

読み方:けんりゅう

鳥盤目属す恐竜一群背中直立した三角形の2列の骨の板(剣盤)をもち、尾にはとげをもつ。独特の四足歩行を行う。草食性ステゴサウルス


ケン・リュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 00:24 UTC 版)

ケン・リュウ
Ken Liu
誕生  1976年????
職業 小説家翻訳家
言語 創作:英語
翻訳:中国語から英語
ジャンル SF
主な受賞歴 ネビュラ賞(2011年)
ヒューゴー賞(2012年、2013年)
世界幻想文学大賞(2012年)
公式サイト http://kenliu.name/
ウィキポータル 文学
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ケン・リュウ
出身地: 中国 甘粛省蘭州市
各種表記
繁体字 劉宇昆
簡体字 刘宇昆
拼音 Liú Yǔkūn
発音転記: リウ・ユークン
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ケン・リュウ(Ken Liu、中国語:劉宇昆(リウ・ユークン)、1976年 - )は、アメリカ合衆国小説家翻訳家である。SF作品を得意とし、数々の賞を受賞している。中国系アメリカ人

概要

1976年、中華人民共和国蘭州に生まれる。8歳(11歳という説あり[1])の時、両親とともにアメリカ合衆国に渡り、以後はカリフォルニア州パロアルトで育つ。後、さらにコネチカット州のウォーターフォードに移る。

ハーバード大学に入学し、法律を専門に学ぶ。ロースクールを出て、法務博士号を取得し、卒業後は弁護士コンピュータープログラマー中国語書籍の翻訳者として働きながら、文筆活動を行っていた。

短編小説を中心に活動している。2012年に、「紙の動物園」でネビュラ賞ヒューゴー賞世界幻想文学大賞の短編部門で受賞、史上初の三冠を達成した。2013年もヒューゴー賞の短編部門で受賞した。2015年に初の長篇となるファンタジー”The Dandelion Dynasty”(『蒲公英(ダンデライオン)王朝記』)を刊行。シリーズ化の予定である。また、翻訳家としても活動し、中国の作家を英語圏に紹介している。

作風は、東洋の伝統を下敷きにした細やかな情感を特徴とする。自身の出自である中国文化を背景にした作品も多い。また、日本での初翻訳となった「もののあはれ」のように日本人を主役とした作品もある。著者は日本漫画ヨコハマ買い出し紀行」に啓発された作品と語っている[2]

2015年、日本での初めての著作となる『紙の動物園』が早川書房より刊行。又吉直樹がテレビ番組で推薦したことで話題となった。

妻と二人の娘とともにマサチューセッツ州クインシーに住んでいる。趣味は、古いタイプライターの蒐集、修理である[3]

日本語訳作品

著者名はすべて「ケン・リュウ」。

  • もののあはれ (古沢嘉通訳、『THE FUTURE IS JAPANESE』早川書房 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、2012年7月)(原題 Mono no aware、2012年)
    • 収録作品の一作である短編『円弧』(アーク)が日本で映画化、『Arc アーク』と題し2021年6月に公開。
  • 紙の動物園 (古沢嘉通訳、『S-Fマガジン』2013年3月号)(原題 The Paper Menagerie、2011年)
  • どこかまったく別な場所でトナカイの大群が (古沢嘉通訳、『S-Fマガジン』2015年2月号)(原題 Altogether Elsewhere,Vast herds of Reindeer、2011年)
  • 良い狩りを (古沢嘉通訳、『S-Fマガジン』2015年4月号)(原題 Good Hunting、2012年)
  • 『輸送年報』より「長距離貨物輸送飛行船」(『パシフィック・マンスリー』2009年5月号掲載) (古沢嘉通訳、『S-Fマガジン』2015年6月号) (原題 "The Long Haul From the ANNALS OF TRANSPORTATION, The Pacific Monthly, May 2009"、2014年)

書籍

  • 紙の動物園』(古沢嘉通編訳) (2015年4月、《新☆ハヤカワ・SF・シリーズ》第2期第8回配本、日本オリジナル編集(短編集)) のち、『紙の動物園』『もののあはれ』としてハヤカワ文庫
  • 『蒲公英(ダンデライオン)王朝記』「巻ノ一 諸王の誉れ」 / 「巻ノ二 囚われの王狼」(古沢嘉通訳) (2016年4月・6月、《新☆ハヤカワ・SF・シリーズ》第3期第2回・第3回配本)(原題 The Grace of Kings、2015年)
  • 『母の記憶に』(古沢嘉通、幹遙子、市田泉訳)(2017年4月、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)日本オリジナル短篇集。
  • STARWARS ジャーニー・トゥ・最後のジェダイ ルーク・スカイウォーカーの都市伝説』(稲村広香訳)(2018年1月、講談社KK文庫)
  • 『生まれ変わり』(古沢嘉通、幹遙子、大谷真弓訳)(2019年2月、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)日本オリジナル短篇集。
  • 『宇宙の春』(古沢嘉通編訳)(2021年3月、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)日本オリジナル短編集。

受賞・候補歴

中国SF翻訳家としての活動

中国のSF小説の英訳者としても活動しており、劉慈欣(りゅう じきん)、夏笳(か か、シア・ジア)、馬伯庸(ば はくよう、マー・ボーヨン)、陳楸帆(ちん しゅうはん、チェン・チウファン)、郝景芳(かく けいほう、ハオ・ジンファン)らの作品を英訳している。陳楸帆のSF短編「丽江的鱼儿们」(麗江の魚ら)をケン・リュウが英訳した"The Fish of Lijiang"[5]は2012年の第2回SF・ファンタジー翻訳作品賞英語版を受賞した(この賞は作者と翻訳者がともに受賞者となる)。

また、劉慈欣の長編SF『三体』三部作の第一部及び第三部の英訳を担当した[6]。中国の長編SFが英訳されたのは『三体』第一部が初めてである。

脚注


ケンリュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:06 UTC 版)

マシンロボ クロノスの大逆襲」の記事における「ケンリュウ」の解説

呼び出される蒼き巨人全高3.33m、重量33t。光のエネルギー頂点達した時、剣次元の壁を超えて、ケンリュウを呼び寄せられる(パイロット版では、剣からではなく乗り物から発進している)。ロムはケンリュウと合身する事により、その力を数十倍に高める事ができるようになる劇中ではバイカンフー合体する際の中間形態としての登場多かったため活躍の場少なかったが、何度かの戦いでバイカンフーを呼ぶことなくケンリュウのままで戦い抜き、その存在感示した。ギャンドラーとの戦い終わってからは、バイカンフーと共にとなった。『レイナ剣狼伝説』では、ロボットではなくロム装着するパワードスーツとして登場

※この「ケンリュウ」の解説は、「マシンロボ クロノスの大逆襲」の解説の一部です。
「ケンリュウ」を含む「マシンロボ クロノスの大逆襲」の記事については、「マシンロボ クロノスの大逆襲」の概要を参照ください。

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