ラッセル・カーク
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ラッセル・アモス・カーク(英: Russell Amos Kirk、1918年10月19日 - 1994年4月29日)は、アメリカの政治理論家・モラリスト・歴史家・社会評論家・文芸評論家・小説家。20世紀のアメリカの保守主義に大きな影響を及ぼした。
- ^ “About Russell Kirk”. kirkcenter.org. The Russell Kirk Center (2014年). 20221218閲覧。
- ^ 'A handful of individuals, some of them quite unused to moral responsibilities on such a scale, made it their business to extirpate the populations of Nagasaki and Hiroshima; we must make it our business to curtail the possibility of such snap decisions.'
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- ^ “Russell Kirk”. The Heritage Foundation. 20221218閲覧。
- 1 ラッセル・カークとは
- 2 ラッセル・カークの概要
- 3 関連項目
ラッセル・カーク
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「アメリカ合衆国の保守主義」の記事における「ラッセル・カーク」の解説
ワシントンD.C.の共和党がニュー・ディール政策を微調整している間に、リベラリズムに対する最も厳しい反対が著作家の間から上がった。ラッセル・カーク(1918年-1994年)は、古典的および現代的リベラリズムは共に経済問題に重きを置き過ぎており、人の精神的なところへ訴えられていないと主張し、保守的な政治運動に向けた行動計画を要求した。カークは、保守派の指導者達が農夫、小さな町、教会などに訴えるべきと語った。この標的となった集団はイギリス保守党の中核となる支持基盤に類似している。 カークは真の保守主義にとって脅威になると見ていたリバタリアンの考え方に断固として反対した。『リバタリアン:囀る非国教徒』の中で、リバタリアンと保守主義者が共通に持てる唯一のものは集産主義についての嫌悪だと記した。「保守主義者とリバタリアンが他に何を共有できるか?その答えは単純である。何も無い。これからも無いだろう。」 カークは、キリスト教と西洋文明は「別々には考えられない」と言った。また、あらゆる文化は宗教から興っている。宗教が衰えると、文化も必ず衰退する。ただし、文化を養った宗教が信仰されなくなったあとで、文化が暫く栄えることが多い、とも語った。 ジェラルド・J・ラッセルは、カーク保守主義の5つの「規範」は以下の通りであるとする。 超越的な秩序を信じること(カークは伝統、神の啓示、あるいは自然法に基づくと表現した) 人類存在の「多様性と神秘性」への愛着 社会が「自然の」区別を強調する秩序と階級を求めているという確信 資産と自由は密接に結び付けられるという信念 慣習、伝統、規定の信仰 確信は現存する慣習と習慣に結び付けられなければならないという認識、これには分別の政治的価値に対する尊敬を包含する。
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