グレチャニノフ

ピティナ・ピアノ作曲家事典

グレチャニノフ

【英】：Grechaninov, Aleksandr Tikhonovich

[ロシア]  1864～1956

2007年10月 執筆者： 樋口　愛

モスクワ出身のピアニスト、作曲家。1881年モスクワ音楽院にて音楽理論、対位法をアレーンスキイ、タネーエフに師事。1890年、ペテルブルク音楽院にてリムスキー＝コルサコフに作曲法を師事。1903年に弦楽四重奏第１番でベリャーエフ賞受賞。信仰心の強い彼はモスクワに戻り、《金ロイオアン・クリュスの典礼第１番op.13、第二番op.29、自由なるルーシーへの賛歌》などの宗教曲を作曲した。同時期の作品には劇場音楽、オペラ《ドブルィニヤ・ニキティーチop.22》などがある。
一方、グネーシン音楽学校の講師や児童合唱団の指導をしており、児童劇《もみの木の夢》や《ねこ、おんどりときつねop.103》などの教育目的の作品も残している。1914年には弦楽四重奏第２番、３番でグリンカ賞授与。1925年、ロシア革命後パリへ渡り、主にピアニストとして活動した。1939年にはアメリカ合衆国にて市民権を取得し、残りの生涯を過ごした。

ピアノ独奏曲

作曲年代順  [ピアノ独奏曲]

2つの小品／2 Pieces Op.37／1905

子供のための本／Das kinderbuch Op.38／

4つのマズルカ／4 Mazurkas Op.53／

パステル　第2番／Pastelis No.2 Op.61／1913

叙情的な時／Moments lyriques Op.78／1917

子供のためのアルバム／Children's Album Op.98／1923

子供の日々／Der Tag des Kindes Op.109／1927

2つのソナチネ／2 Sonatines Op.110-2／1927

バガテル／Bagatelles Op.112／1927

束の間の思考／Flüchtige Gedanken Op.115／

物語／Historiettes Op.118／

おじいさんのアルバム－17の子供の小品／Album du grand pere - 17 Children's pieces Op.119／1930

ガラス玉／Glasperlen Op.123／1929

露のしずく／Tautropfen Op.127a／

ピアノ・ソナタ　第1番／Piano Sonata No.1 Op.129／1931

透明水彩画／Aquarelles Op.146／1935

4つの小品／4 morceaux Op.167／1942

ピアノ・ソナタ　第2番／Piano Sonata No.2 Op.174／1944

小組曲／Petite suite Op.176／1944

子供のための小さなスケッチ／Little Sketches for Children Op.182／

Lettres amicales Op.197／1950

バラライカ／Balalaika Op.199／1948

パステル　第1番／Pastels No.1 Op.3／1893-94

ピアノ合奏曲

ピアノ合奏曲  [ピアノ合奏曲]

緑の草原で／On the green meadow Op.99／1924

作曲年代順  [ピアノ合奏曲]

2台のピアノのための2つの小品／Deux Morceaux pour Deux Pianos Op.18／

室内楽

作曲年代順  [室内楽]

ピアノ三重奏曲　第1番ハ短調／Piano Trio No.1 in C minor Op.38／1906

ピアノ三重奏曲　第2番　ト長調／Piano Trio No.2 in G major Op.128／1930

外国人名読み方字典

グレチャニノフ

名前 Grechaninov

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アレクサンドル・グレチャニノフ

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アレクサンドル・ティホノヴィチ・グレチャニノフ （ロシア語: Алекса́ндр Ти́хонович Гречани́нов、ラテン文字転写：Alexander Tikhonovich Grechaninov, 1864年10月25日 カルーガ - 1956年1月3日 ニューヨーク）はロシア人作曲家。