キョウリュウグレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:03 UTC 版)
「獣電戦隊キョウリュウジャー」の記事における「キョウリュウグレー」の解説
獣電竜ブンパッキーをパートナーに持つ激突の勇者。 鉄砕(てっさい) ブレイブ17から登場。スピリットレンジャーの1人。約1500年前に中国で活躍したキョウリュウジャーで、初めて獣電池を使い変身した男性。中国的な思想の持ち主で、自身を「光(白)と闇(黒)を象徴する灰色の戦士」と称している。 奥義鉄砕拳・激烈突破(てっさいけん・げきれつとっぱ)や、相手の精神だけを盆に作った箱庭に封じるなどといった幻術を持つ。スキンヘッドの戦士であるが、実際は短髪であり、ブレイブ18でのスキンヘッドはカツラであった。 肉体的にも精神的にも「すこぶる頭のカタい男」を自称し、真面目かつ冷静沈着にして頑固、時として非情とも思えるやり方も厭わない。しかし、その一方で変装して逢魔の森に潜んでダイゴにヒントを与えるといった厳しさの中にも優しさも見られる。さらには1500年前の人物ながら、長髪のカツラとヒッピー風の洋服を着て釣り人を装ったり、ダイゴと再会したときにはパンク風の格好、子孫である真也の前に姿を見せたときはなぜか神様の格好で現れるなど、多数のコスプレを駆使するといった茶目っ気のある一面も見せている。 最も古くから戦っていたためデーボスの恐怖を誰よりも身をもって知っており、キョウリュウジャー強化のために彼らの精神のみを武闘殿に飛ばして幻術の試練を与える。一時は試練を達成したダイゴを除くメンバーは認めたものの、完璧ゆえにただの怖いもの知らずのダイゴをキョウリュウジャーから追放することを進言する。しかし、一度限りのリベンジとして彼に用意した人間を心の迷いで殺す「逢魔の森」で恐怖に気づき自分の石頭に傷ひとつでもつける試練でダイゴが「仲間を失う恐怖」を自覚したのを確認し、自分の石頭に傷をつけられると試練を達成した彼を認めてブンパッキーの獣電池を託す。ラミレスと共にブラギガス捜索のために旅立って以降も、キョウリュウジャーの手助けなどを行っている。 ブレイブ47にてラミレスと共に大地の闇へ赴くため、子孫である真也にキョウリュウグレーを受け継がせ、ブレイブファイナルにてトリンやラミレスとともにキャンデリラの助けを得てカオスを倒すとともに、大地の闇の中枢を破壊する。ダイゴが地球に帰還した後、トリンやラミレスとともに現世を離れる。 津古内 真也(つこうち しんや) ブレイブ38から登場。鉄砕の遠い子孫で、青柳 ゆう(あおやぎ ゆう)のペンネームで活動している漫画家。アミィやラッキューロが愛読する少女漫画『らぶbeぼーる タッチダウン!』の作者で、アミィにとっては大学の先輩にあたる。高校時代はラグビー部に所属していた。 鉄砕とは違い、穏やかで温厚な性格。ともすれば一見軟弱な優男という印象だが、困っている女性を放っておけず、身を危険に晒しても他人の命を守ろうとすることができるなど、鉄砕も認める隠れたブレイブの持ち主。キョウリュウスピリットが弱まっていた鉄砕はいたく感激し、本気でキョウリュウグレーの後継者に考える。 ブレイブ47では大地の闇に赴く鉄砕の後継者として、正式にキョウリュウグレーを引き継ぎダイゴたちに加勢し、カオスに苦戦しつつも街を守り抜く。特殊能力は持たない。脚本を担当した三条は、当初ジェントルがキョウリュウグレーを引き継ぐと想定していたが、同じ顔の人物の方がわかりやすいのではないかという意見が出て、鉄砕と同じ出合正幸が演じる真也が創作された。苗字は福岡県の津古内畑遺跡に由来する。
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