がら‐ぼう〔‐バウ〕【がら紡】
読み方:がらぼう
《紡績の機械を回すときの、がらがらいう音から》落綿(らくめん)・糸くず・布くずなどをほぐしたものから太い糸を製造する紡績法。また、その織物。綿ネル・毛布・帯芯などの横糸に使う。明治初期に臥雲辰致(がうんたっち)が発明。
はんちく‐こうほう〔‐コウハフ〕【版築工法】
読み方:はんちくこうほう
⇒版築
ガラ紡
ガラ紡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:00 UTC 版)
詳細は「ガラ紡」を参照 臥雲辰致により1876年に考案された紡績機。そのガラガラという騒音から、ガラ紡と呼ばれた。 第一回内国勧業博覧会(1877年)に出品、受賞。東海地方を主に浸透して農村部の機械化に貢献した。当時日本には特許制度が無かったために無許可で次々製作され、臥雲はガラ紡製作の自己資本さえ回収できない始末となってしまった。 ガラ紡などの在来技術はより近代的な機械紡績に圧迫され1887年をピークに衰退。現在では愛知県の数軒で使われているのみである。名古屋市にあるトヨタ産業技術記念館、豊橋市にある愛知大学大学記念館では動態展示されており、がらがら音を聴いたり、糸を紡ぐ様子を見たりすることができる。
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