オクタン価とは? わかりやすく解説

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オクタン‐か【オクタン価】

読み方:おくたんか

ガソリンアンチノック性を示す指数イソオクタンとノーマルヘプタンとの混合物標準燃料とし、試料ガソリンと同じアンチノック性を示す標準燃料中のイソオクタン容積百分率を、その試料のオクタン価とする。オクタン価の高いほどアンチノック性も高い。ふつう、自動車ガソリンのオクタン価は8595で、95以上をハイオクタンという。


オクタン価(おくたんか)

ガソリンアンチノック性評価する指標のことです。オクタン価が高いほど、アンチノック性優れてます。レギュラー・ガソリン(JISK2202の2号に対して、オクタン価が高いガソリンハイオク・ガソリン(JISK2202の1号)と呼びます

オクタン価

読み方おくたんか
【英】: octane number

ガソリンアンチノック性耐爆性)を示す尺度で、 0 ~ 100 で表す。
ガソリン成分中最もノッキングしやすい n-ヘプタンのオクタン価を 0 、最もノッキングしにくいイソオクタン(2 、2 、4 -トリメチルペンタン)を 100 とし、試料同一アンチノック性を示すような n-ヘプタンイソオクタン混合物中の、イソオクタン容量%をオクタン価とする。内燃機関燃焼過程で、過早発火起こしたり、異常爆燃起こして気筒内で金づちたたいたような金属音生ず現象ノッキングといい、そのノッキング起こしにくい性質アンチノック性である。ノッキング起きると騒音なるだけでなく、熱効率低下しエンジン傷めるガソリンアンチノック性高めるための添加剤アンチノック剤またはオクタン価向上剤という。その代表的なもの四アルキル鉛であるが、鉛による大気汚染問題や、高オクタン・ガソリンの製造技術進んだことなどによって、四アルキル鉛使用量は激減している。オクタン価の試験方法は、日本工業規格JIS)の K2280(オクタン価およびセタン価試験方法)および K2276(航空燃料油試験方法)に規定されている。試験には CFR 試験エンジン用い自動車ガソリンリサーチ法(RON)またはモーター法(MON)、航空ガソリン過給法による。

オクタン価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 08:13 UTC 版)

オクタン価(オクタンか)とは、ガソリンエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキングの起こりにくさ(耐ノック性・アンチノック性)を示す数値である[1]。オクタン価が高いほどノッキングが発生しにくい。


注釈

  1. ^ イソオクタン100%の場合RONも100となる。
  2. ^ n-ヘプタン100%の場合RONも0となる。
  3. ^ レギュラーガソリン無鉛化に先立ち、1972年4月以降新規出荷されるガソリンエンジンは全て無鉛化対策済みとなった。
  4. ^ 1975年以前の製造車両で無鉛化未対策車両の為に約12年間継続販売されていた。
  5. ^ 世界初の無鉛ハイオクガソリンとされる。同年7月以降他社も100オクタン級ハイオクの発売が相次いだ。

出典



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