エリザベス・シアター・トラスト・オペラ・カンパニー:1957年-1970年とは? わかりやすく解説

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エリザベス・シアター・トラスト・オペラ・カンパニー:1957年-1970年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/22 20:35 UTC 版)

オペラ・オーストラリア」の記事における「エリザベス・シアター・トラスト・オペラ・カンパニー:1957年-1970年」の解説

1957年末に、エリザベス・シアター・トラスト・オペラ・カンパニーに改称した1959年には、カンパニーから休職言い渡されていた歌手達が初めてのツアー行い(州の芸術協議会後援)、ロッシーニの『セビリアの理髪師』を、場面減らした脚本用いピアノゲオルク・ティントナー指揮公演行ったビクトリア州ニューサウスウェールズ州クイーンズランド州)。引き続き行われた芸術協議会ツアーでは、『リゴレット』1960年ビクトリア州クイーンズランド州ニューサウスウェールズ州)、『コジ・ファン・トゥッテ』(1961年ニュー・サウス・ウェールズ州クィーンズランド州)、そして、『ラ・トラヴィアータ』(1962年ニュー・サウス・ウェールズ州クィーンズランド州)の公演行った指揮はすべてティントナー務めている。1963年末には、歌手とカンパニー・スタッフのうち、それまで長期間在籍してきたとなるメンバー年間通じてカンパニー勤務することとなり、各地芸術祭例えアデレード芸術祭などに出演した1967年末には、オペラ・カンパニーのために、さらなる政府援助得て最初のエリザベス・トラスト・オーケストラを結成することもできた。この期間に、ステファン・ハーグがカンパニー発展のために重要な役割果たしたカンパニーにとって大きく画期的な出来事だったのは、1968年行われたプッチーニの『トスカ』のテレビ収録だった。ティート・ゴッビ2人オーストラリア人とともにスカルピア男爵役を、ソプラノのマリー・コリエがトスカ役を、テナーのドナルド・スミスがカヴァラドッシ役を務めアルゼンチン生まれイタリア人指揮者カルロ・フェリーチェ・シラーリオが指揮した。これが長期わたって実り豊かなものとなる、オーストラリアオペラ界とイタリア巨匠シラーリオとの共同始まりである。両者共同関係は、彼が引退する2003年まで続いた。シラーリオがオーストラリア初め行った下稽古行った際には、エリザベス・シドニー・オーケストラとオーストラリアン・オペラ・コーラスも指揮している。この2つどちらも新しく結成されたもので、終身契約により人が集まっていた。 一方、まだこのオペラ・カンパニーと共演してはいなかったジョーン・サザーランドは、その当時オーストラリア人ソプラノ歌手として国際的に知られており、夫であり指揮者リチャード・ボニングとともに1960年代通じてオーストラリアオペラ隆盛尽くしていた。サザーランドの名は、シドニー・オペラハウス建設の進捗と結びつけて語られるようになったオペラハウス建設1957年始まったが、依然建設中であり、長期にわたり議論呼んでいた。『ラ・ステュペンダ』が1974年上演される頃には、それはオペラハウス落成し1年後のことだが、カンパニーは、多人数コーラス隊を抱え経験豊かなオーストラリア人主演俳優ゲスト歌手として、さらに指揮者をも迎え準備整ったレパートリー豊かな最も重要なカンパニーとなったのである

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