ALWEG
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ALWEG(Axel Lennart Wenner-Gren、アルヴェーグ、アルウェーグ)は、ドイツのモノレールの事業体および同社の開発したモノレールの形式のことである。名称はこれを事業化したアクセル・レンナルト・ヴェナー=グレンのアクロニムに由来する。
- 1 ALWEGとは
- 2 ALWEGの概要
- 3 日本のアルヴェーグ式モノレール路線
- 4 関連項目
アルヴェーグ式
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詳細は「ALWEG」を参照 アルヴェーグ式は、1950年にジョン・A・ヘスティングが、ロサンゼルスに導入する予定の新しい交通機関の調査を始めたところから始まる。元々、線路にまたがる方式のモノレールの特許は、ドイツ人技術者レシャーが持っていたが、第二次世界大戦で消息不明になったため、アクセル・レンナルト・ヴェナー=グレン (Axel Lennart Wenner-Gren) が事業を始めた。そのため、頭文字を取ってALWEG(日本語表記では「アルヴェーグ」または「アルウェーグ」)」と呼ばれるようになった。事業体は1951年に交通機関研究所 (Verkehrsbahn-Studiengesellshaft) が設立、さらに1953年にアルヴェーグ開発 (Alweg-Forschung GmBH) に名前を変えた。 特徴は、空気タイヤをはめた車輪で走行することにある。そのため、車体の重量をゴムタイヤで支えねばならず、タイヤが大きくなり、車内にタイヤ部分の出っ張りの部分が出来てしまうという欠点がある。軌道桁の上辺の走行路は、エポキシ樹脂混合物を上塗りとしているものと鋼板床を敷いているものがある。軌道桁は、太い中空I字型のPSコンクリート製としているが、交差点などの長い径間を必要とする場所では鋼製桁としており、支持する支柱の支柱間隔は15 - 22mとしている。この方式は、名鉄犬山モノレール(1962年開業 - 2008年廃止)で採用されたのち、よみうりランド(1964年開業 - 1978年廃止)や、東京モノレール(1964年開業)で採用されている(未成線となった熱海モノレールでも採用する予定だった)。これら日本国内で用いられた方式は日立製作所が携わったことから「日立アルヴェーグ式(日立アルウェーグ式)」とも呼ばれる。
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