アクロニムとは? わかりやすく解説

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acronym

別表記:アクロニム

「acronym」とは、「頭字語」や「略語」といったいくつかの単語最初アルファベットつなげてできた言葉のことを意味する英語表現である。

「acronym」とは・「acronym」の意味

「acronym」は、「頭字語」「略語」を意味する英単語である。品詞可算名詞で、複数形は「acronyms」である。

「acronym」の具体例は、「AIDS」「OPEC」「NATO」「UNESCO」などである。「AIDS」は、「Acquired immune deficiency syndrome」の頭文字をとったもので、「後天性免疫不全症候群」を示す言葉である。カタカナ表記する場合は、「エイズ」である。「OPEC」は、「Organization of the Petroleum Exporting Countries」の頭文字をとったもので、「石油輸出国機構」を示す言葉である。カタカナ表記する場合は、「オペック」である。「NATO」は、「North Atlantic Treaty Organization」の頭文字をとったもので、「北大西洋条約機構」または「北大西洋同盟」を示す言葉である。カタカナ表記する場合は、「ナトー」である。「UNESCO」は、「United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization」の頭文字をとったもので、「国際連合教育科学文化機関」を示す言葉である。カタカナ表記する場合は、「ユネスコ」である。

「acronym」の発音・読み方

「acronym」の発音記号は、「ǽkrənìm」である。カタカナ表記する場合多くは、「アクロニム」である。ただ、実際に発音する場合は、「アクラァニィム」に近い音である。

「ǽ」は、口を左右に広げて「ア」と「エ」の間のような音である。「k」は、舌の後部上あごの奥につけ息を止め、舌を離してクッと息破裂させるようなイメージである。「r」は、「ル」に近い音である。ポイントは、舌先内側巻き口の中で浮かせることである。「ə」は、口を小さく開け弱めに「ア」と言う「n」は、舌先前歯の裏歯茎につけ、「ヌ」の音を鼻から出すイメージである。「i」は、「エ」と「イ」の間の音である。「m」は、口を閉じ、「ム」を鼻から出すイメージである。

「acronym」の語源・由来

「acronym」の語源は、「acro-」と「-onym」である。「acro-」は、「頭」「始め」「先端」を意味する語である。「-onym」は、「名前」「語」を意味する語である。

「acronym」と「initialism」の違い

「acronym」と「initialism」の違いは、アルファベットつなげて読むか、一文字ずつ読むかである。「acronym」と「initialism」は「頭字語」という同じ意味を持つが、「acronym」が意味する頭字語は、アルファベットつなげて単語のように読むものである一方で、「initialism」が意味する頭字語は、アルファベット一文字ずつ読むものである。たとえば、「Federal Bureau of Investigation」の頭文字をとった「FBI」や、「World Health Organization」の頭文字をとった「WHO」は「initialism」である。

しかし、頭字語には「acronym」と「initialism」の両方該当するものもある。たとえば、ソフトウェア開発方法であるサービス指向アーキテクチャSOA」は、「エス・オー・エー」と「ソーア」の両方で読むことができる言葉である。また、未確認飛行物体の「UFO」は、日本ではユーフォー」と読まれることが多く英語圏では「ユー・エフ・オー」と読まれることが多い言葉である。このように読み手によって、「acronym」に分類されるか、「initialism」に分類されるか変わる言葉もある。

「ACRONYM(ブランド)」とは

「ACRONYM(ブランド)」とは、メンズファッションブランドのことである。1995年にエロルソン・ヒューが設立したブランドで、拠点ドイツベルリンである。デザインの特徴は、ミリタリー・アウトドア・ストリート・スポーツの要素中にゴアテックス素材など機能性考えたアイテム取り入れられていることである。ジャケットパンツ帽子バッグ、靴などのアイテム揃っている

「acronym」を含むその他の用語の解説

「acronymタグ」とは


「acronymタグ」とは、HTMLタグ一つである。HTMLは、WEBページ書かれている文字のことをさし、タグはその文字に意味を与えマークのようなのである。「acronymタグ」を使用する時は終了タグが必要で、「~」のようになる。「acronymタグ」は、HTMLバージョン5では廃止されたため現在は使用されておらず、代わりにabbrタグ使用されている。

「acronym」の使い方・例文

NATO is the acronym for North Atlantic Treaty Organization.(ナトーは、北大西洋条約機構の略称である。)
UNESCO is an acronym for United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization.(UNESCOは「United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization」の頭字語である。)

アクロニム

英語:acronym

複数単語構成される言葉頭文字をとって一つ単語として読むもののこと、あるいは一つ単語として読むこと。「イニシャリズム」と同じく頭字語一種である。アクロニムは「イニシャリズム」と異なり構成する頭文字繋げて一つ単語として読む。例え軍事同盟名である「NATO(North Atlantic Treaty Organization)」などが当てはまり、単語読みは「ナトー」である。これがイニシャリズムだと仮定すると、読みは「エヌエーティーオー」となるはずである。

アクロニム【acronym】

読み方:あくろにむ

頭字語


頭字語

(アクロニム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 23:28 UTC 版)

頭字語(とうじご)、アクロニム: acronym)、イニシャリズム: initialism)とは、主にヨーロッパ言語のアルファベットにおける略語の一種で、複数の単語から構成された合成語の頭文字をつないで作られた語のこと。


注釈

  1. ^ : as soon as possible

出典

  1. ^ Deb Amlen (2017年4月1日). “Wordplay - Initial Description”. The New York Times. 2020年5月19日閲覧。
  2. ^ Sara Matrisciano (2020). “Chapter Seven: Dialect Goes Business: Subtextual Dialect Use as Part of a New Naming Strategy in Italy”. In Maoz Azaryahu, Luisa Caiazzo, Richard Coates (Eds.). Naming, Identity and Tourism. Cambridge Scholars Publishing. p. 116. ISBN 978-1-5275-4286-0. https://books.google.co.jp/books?id=Jb7KDwAAQBAJ&pg=PA116&dq=apronym#v=onepage 2020年5月19日閲覧。 



アクロニム(acronym)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 20:14 UTC 版)

頭字語」の記事における「アクロニム(acronym)」の解説

連なったアルファベット通常の単語同じよう発音して読むもの。例: AIDSエイズ)、OPECオペック)、NATOナトー)など。

※この「アクロニム(acronym)」の解説は、「頭字語」の解説の一部です。
「アクロニム(acronym)」を含む「頭字語」の記事については、「頭字語」の概要を参照ください。


アクロニム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:32 UTC 版)

SCUMマニフェスト」の記事における「アクロニム」の解説

1967年にソラナスが自費出版をした版では表紙タイトルの後に「Society for Cutting Up Men」という言葉並んでいた。マニフェスト商業出版される前のことである。さらにヴィレッジ・ヴォイス1967年8月10日号には署名に(of SCUM, West 23rd Street)と付記された、ソラナスによる編集者の手紙が掲載された。この手紙は先週号に掲載されたルース・ハーシュバーガーという女性署名がされた手紙応えたのだった。なぜ女性男性に対して反乱起こさないのかと尋ねられたソラナスは、次のように回答している。「私は彼女と、彼女のようにプライド独立心がある女性たちSCUM (Society for Cutting Up Men)の存在教えてあげたい。ついこのあいだ思いついた組織ですが、数週間以内本格的に始動(つまりトップギアに)入る予定です」。 「SCUM」が本来「Society for Cutting Up Men」を意味するとしても 、実際にはこの言葉本文のどこにも出てこない。ヘラーは「ソラナスがSCUMを『Society for Cutting Up Men』のアクロニムのつもりで使っていたことを示す確かな証拠はない」とまで語っている。スーザン・ウェアらは、そういう説をとなえたのはマニフェスト出版したモーリス・ジロディアスであり、決してソラナスの意図するところではなかったのではないか、と述べている。 ゲイリー・デクスターは、SCUM マニフェストSCUMピリオド付きの「S. C. U.M.」とは表記したのはソラナスではない、と論じている。いわく「彼女がしかけた暗号無視してそのままタイトル記載したジロディアスの行為ある意味家父長的な介入であり私物化である。 「SCUM」という言葉であればマニフェストにおいて(男性ではなく特定の女性引き合いにした使用例がある。女性エンパワーするという文脈で、引用すると「SCUM剛腕をふるい、何物もおそれず、自信にあふれ、性格悪く粗野かつ我儘で、何にも頼ることなく誇り高くスリル追い求め自由奔放で、傲慢な女性たち自分のこと宇宙支配するにもふさわしいと考え、『社会』の限界まで自由にふるまい、その身の丈をこえた何かに向かって舵を切る準備ができている―」。アヴィタル・ロネルは「SCUM」がアクロニムを意図していたというのは「後付け」であり、ソラナスは後に否定していると述べている

※この「アクロニム」の解説は、「SCUMマニフェスト」の解説の一部です。
「アクロニム」を含む「SCUMマニフェスト」の記事については、「SCUMマニフェスト」の概要を参照ください。

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