三省堂 大辞林 |
やらん
(連語)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「や」、動詞「あり」の未然形「あら」、推量の助動詞「む」の付いた「にやあらむ」の転〕
(1)文末にあって、「…(の)だろう」「…(の)だろうか」の意を表す。
「鞠(まり)も難き所を蹴出してのち、やすく思へば、必ず落つと侍る―/徒然 109」「かかる恐ろしき海上にただ一人乗りて御入り候―/御伽草子・浦島太郎」
(2)文中にあって、副助詞的に用いられる。体言および格助詞「と」に付いて、不確かなことを漠然と表す。
「余に何と―心ぼそうて徒然なるに/平家 2」「その浦島と―は、はや七百年以前の事と申し伝へ候/御伽草子・浦島太郎」
〔(2)は、明治以降の書き言葉でも、時に見られる。「新田の君は足利に計られて矢口と―で殺されて/武蔵野(美妙)」「馭丁は呆れたる面もちにて、何―髭(ひげ)の内にて云ひしが聞えず/舞姫(鴎外)」〕→やろう(連語)
→やら(副助・並立助・終助)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「や」、動詞「あり」の未然形「あら」、推量の助動詞「む」の付いた「にやあらむ」の転〕
(1)文末にあって、「…(の)だろう」「…(の)だろうか」の意を表す。
「鞠(まり)も難き所を蹴出してのち、やすく思へば、必ず落つと侍る―/徒然 109」「かかる恐ろしき海上にただ一人乗りて御入り候―/御伽草子・浦島太郎」
(2)文中にあって、副助詞的に用いられる。体言および格助詞「と」に付いて、不確かなことを漠然と表す。
「余に何と―心ぼそうて徒然なるに/平家 2」「その浦島と―は、はや七百年以前の事と申し伝へ候/御伽草子・浦島太郎」
〔(2)は、明治以降の書き言葉でも、時に見られる。「新田の君は足利に計られて矢口と―で殺されて/武蔵野(美妙)」「馭丁は呆れたる面もちにて、何―髭(ひげ)の内にて云ひしが聞えず/舞姫(鴎外)」〕→やろう(連語)
→やら(副助・並立助・終助)
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