べにふぶき【ベニフブキ】(食用作物)
![]() | 登録番号 | 第14778号 |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | べにふぶき よみ:ベニフブキ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井守、重松統、上野敏昭、原由美子、荒川誠、箕田豊尚、石井博和、齋藤孝一郎、大岡直人、大塚一雄、渡邉耕造、矢ヶ崎健治、戸倉一泰、関口孝司、新井登、加藤智、平野美奈子、古澤孝行、元木るみ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、品種名不詳の赤米に「関東154号」(後の「サリークィーン」)を交配して育成されたものであり、育成地(埼玉県熊谷市)における成熟期はやや早生、稈長が長 、玄米の色が褐斑の醸造向きの粳品種である。稈の長さは長、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉の緑色の程度は淡緑、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは長、穂数は中、湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さはやや長、色は黄白、柱頭の色は紫、穎のフェノール反応は有、着色は中である。芒は無である。籾1000粒重は小、玄米の長さは中、幅は狭、形は紡錘形、色は褐斑、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)はやや晩生、成熟期はやや早生である。穂発芽性はやや難、耐倒伏性は弱、脱粒性は難である。白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量は中である。「朝の光」及び「日本晴」と比較して、稈が長いこと、玄米の色が褐斑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に埼玉県農業試験場(現埼玉県農林総合研究センター、熊谷市)において、品種名不詳の赤米に「関東154号」(後の「サリークィーン」)を交配し、5年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紅のささやき」であった。 |
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