なつしずか【ナツシズカ】(食用作物)
登録番号 | 第12562号 | |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | なつしずか よみ:ナツシズカ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 静岡県 | |
品種登録者の住所 | 静岡県静岡市追手町9番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小池清裕、塚本行雄、宮田祐二、田中香里、川出伸明、平野亮、山本寛人、木田揚一、亀山忠、佐藤允通 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東136号」と「コシヒカリ」のF1に「ナツヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(静岡県磐田市)における成熟期は極早生、稈長が短の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長は短、稈の細太はやや細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は少、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢はやや淡、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は中、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重はやや小、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-z、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「ひとめぼれ」及び「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-zであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に静岡県農業試験場(磐田市)において、「関東136号」と「コシヒカリ」のF1に「ナツヒカリ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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