ぞうさく

実用日本語表現辞典

造作

読み方：ぞうさ・ぞうさく

造作は「手間・面倒」あるいは「つくり・仕上がり」の意味で用いられる表現。「手間・面倒」の意味では「ぞうさ」と読まれ、「雑作」と表記されることもある。「つくり・仕上がり」の意味では「ぞうさく」と読まれる。

建築の分野では「造作（ぞうさく）」は天井・鴨居・階段といった木造部材の取り付け工事を指す。

「造作もない」という言い回しで用いられる「造作」は「ぞうさ」と読み、「面倒」あるいは「手間がかかる」「金がかかる」ことを意味する。つまり「造作もない」とは、きわめて簡単な朝飯前の事であるという趣旨の表現である。

（2020年7月14日更新）

デジタル大辞泉

ぞう‐さく〔ザウ‐〕【造作】

読み方：ぞうさく

［名］(スル)

１ つくること。こしらえること。

「其人物を—せば」〈逍遥・小説神髄〉

２ 家を建てること。また、その家。「離れを—する」

３ 建築内部の仕上げ材・取り付け材の総称。鴨居(かもい)・敷居・長押(なげし)・天井・床・建具など。「—に凝る」

４ 顔の目や鼻のつくり。目鼻立ち。「—の大きい派手な顔」

実用空調関連用語

ぞうさく 造作

屋内仕上げの木工事の総称。間仕切り、階段、作り付け家具、天井、床、 開口枠、敷居、鴨居。幅木など。

リフォーム用語集

造作

木工事のうち、天井・床板・敷居・鴨居（かもい）・長押（なげし）・階段・棚・床の間などの仕上工事の総称

ログハウス用語集

造作（ぞうさく）

軸組み、小屋組み、床組みなどの家の骨組み工事が終わったあとに行われる内外の木工事全般のこと。天井材や床材の張り付け、階段や開口部の枠や敷居、鴨居、つくり付けの家具などの取り付け工事などを指す。

隠語大辞典

造作

読み方：ぞうさく

1. 人間の顔面に、目鼻立のこと、家の造作に喩へていふ。「顔の－がよい」。

分類 東京

造作

読み方：ぞうさく

1. 婦人が化粧をすることをいふ。家屋を造作することから転訛したものである。〔情事語〕
2. 婦人が化粧をすることをいふ。家屋を造作することから転訛したものである。

分類 情事語

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