その他朝廷関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 18:37 UTC 版)
紀長谷雄(き の はせお) 業平の妻の縁者で、道真の学友。博打や女に目がなく、文章生試験にも消極的で落第し続け、度々問題を起こしては道真に助けを求めているため、道真には突き放された物言いをされることが多い。 島田忠臣(しまだ の ただおみ) 基経に仕える漢詩人。菅家廊下で教えを受けた是善の弟子であり、また、道真の師でもある。基経の命で裏で暗躍している。 島田宣来子(しまだ の のぶきこ) 忠臣の娘で道真の許嫁。政略結婚で許嫁となっているが道真のことを心から愛し、道真が得業生になったら正式に夫婦になると約束している。 わずか12歳で道真と同格の観察力を持ち、双六や偏つぎもかなりの実力を持つなど学習力や記憶力に長けているが漢書が読めず、白梅が代わりに書物を読んであげる内に友人となる。 夫婦になるのを待ちきれず道真の屋敷の塀をよじ登り、侵入しようとするなどお転婆なところもある。 橘広相(たちばな の ひろみ) 大内裏八省院内大学寮に勤める学者で、道真の師。是善の元で学んだこともあり、今でも懇意にしている。道真が師事している数少ない人物のひとり。 都言道(みやこ の ことみち) 広相と同じく、大学寮に勤める学者。道真の未熟を指摘したり、学業をサボりがちな長谷雄を指導したりしている。山行を愛好する。 紀豊城(き の とよき) 素行不良で父や兄から家を追い出され、伴善男の許へ身を寄せているトラブルメーカー。右目に大きな傷跡がある。 源信(みなもと の まこと) 嵯峨帝の子で、臣籍降下した非藤原系の有力貴族。仏教信仰に篤く、博識で穏やかな性格。 臣籍降下した身といえど、源一門は莫大な財産や私兵を有しており、家人の土師忠道を信頼していた。 源融(みなもと の とおる) 嵯峨帝の子で、信の弟。耽美趣味で、また藤原氏の台頭を快く思っておらず、源氏の財力にあかせて広大な庭園を造成するなどした。 清和帝(せいわてい) 藤原明子の子で、良房の孫。父である文徳帝の急死により、幼くして即位した。他に皇太子として有力視されていた兄達もいたが、祖父である良房の威光により立太子に至った経緯がある。
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