歌姫瓦窯跡とは? わかりやすく解説

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歌姫瓦窯跡

名称: 歌姫瓦窯跡
ふりがな うたひめかわらがまあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 2県以上
市区町村 奈良市歌姫町木津川市
管理団体
指定年月日 1976.04.15(昭和51.04.15)
指定基準 史6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S51-6-021[[歌姫瓦窯跡]うたひめがようあと].txt: 平城京の北、後背みられる奈良山丘陵には平城京の屋瓦を焼いた瓦窯跡群が数か所に点在している。歌姫瓦窯跡は、それらのうちの一つである。
 木津川にそう木津の町から南下し鹿川にそって歩くと著名なウワナベ、コナベ古墳かたわら通り容易に平城宮に出るが、歌姫瓦窯跡は、この道西側の低い丘陵一段小さく入った谷地形の西に向かう斜面設けられている。
 本瓦窯跡は、昭和28年奈良県教育委員会により発掘調査され、南北連なる6基の平窯存在確認しており、その南に2、3基の平窯存在推測されている。窯の実際南端の1基で窺うと、全長4.2メートル平窯であり、燃焼室焼成室の境を遮断した7個の焔通口設けた焔道をもつロストル式構造に従うものであり、窯壁には平瓦粘土用いており、焚口には石材使用している。焼成室は燃焼室より0.5メートル程、一段高しつらえており、長さ1.1メートル、幅2.3メートル測る
 本瓦窯跡焼成された屋瓦は、主として丸瓦平瓦であり、平城宮所用奈良時代末期属する屋瓦と共通するものであって平城宮差し替え瓦なり、造・改築に伴う瓦と考えられ平城宮経営上、きわめて重要な役割果した官窯と見られる窯跡である。なお、この窯跡北西接して数個礎石があったと伝えられ瓦屋かとも推測されているが、それらを含めて指定するのである
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史跡:  檜山安東氏城館跡  檜隈寺跡  櫛山古墳  歌姫瓦窯跡  正家廃寺跡  正法寺古墳  正法寺山荘跡



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