あたりめ

デジタル大辞泉

あたり‐め【当（た）りめ】

読み方：あたりめ

「鯣(するめ)」の忌み詞。「する」を嫌っていう。

京ことば

あたりめ

京ことば	意味
あたりめ	するめ

大阪弁

あたりばち・あたりばこ・あたりめ・あたりっぱ

大阪弁	訳語	解説
あたりばち・あたりばこ・あたりめ・あたりっぱ	すりばち・ すずりばこ・ するめ・ スリッパ	忌詞。「する（擦る・摺る・擂る）」は「（お金を）する」に通ずるので、縁起の良い「あたり」に置き換えた。摺り鉢（すりばち）をあたり鉢、硯箱（すずりばこ）をあたり箱、鯣（するめ）をあたりめ、スリッパをアタリッパという。

隠語大辞典

鯣

読み方：あたりめ

1. 鯣。〔第六類　器具食物〕
2. するめを云ふ。鯣（するめ）の（する）の語を忌みて也。
3. するめ「鯣」のことをいふ。当箱（※「あたりばこ」）の条を参照せよ。〔花柳語〕
4. 鯣のことをいふ。
5. するめを云ふ。
6. 鯣（するめ）。「あたり」参照。
7. 鯣（するめ）のこと。「あたり」参照。
8. 鯣。寄席といわず一般興行界では縁起を担いで、総てに磨滅ですりへらすからこれを忌み当りの言葉を使う。東京では火事を知らす半鐘でも、半鐘が当つてるよというた位。
9. するめ。

分類 東京、花柳界、花柳界／風俗、花柳語、芸能

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

ウィキペディア

スルメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/01 14:49 UTC 版)

スルメ（鯣）は、イカの内臓を取り除いて素干しや機械乾燥などで乾燥させた加工食品。乾物の一種。古くから日本、朝鮮半島、中国南部および東南アジアにおいて用いられている食品で長期保存に向いている。日本では縁起物とされ結納品などにも用いられ寿留女と表記される。俗語としてアタリメとも言う。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

あたりめ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 02:10 UTC 版)

発音^(?)

あ↗たりめ

名詞

あたりめ

1. するめの忌み詞。