I"s
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I"s BOX
1999年に集英社より発売されたボックスセット。予約限定の販売品で、連載最終回時にキャンセル分が販売された以外は再発売もなされていない。
- 伊織フィギュア
- マックスファクトリーの渡辺誠監修の元、造形師・智恵理が造形。
- イラスト集
- 書き下ろし2点を含む、52点の『I"s』イラストを収録。
- スペシャルコミックスカバー
- 新たにデザインされた1〜11巻までのコミックカバー。折り返しには桂正和のジャンプ目次コメントを収録。
- トレーディングカード
- 5枚入り。1枚はホロカード。
- ポストカードカレンダー
- カレンダー部分とイラスト部分が別々にめくれる様になっているカレンダー。イラストは切り離せばポストカードに。
- ピンズ
- 伊織・いつき・泉の顔のピンズ。
- 「アイズ」登場券
- 漫画の『I"s』にキャラクターとして登場する為の応募券。当選者は3人であり、最終回に医師・看護師役で登場した。
OVA
フロム アイズ
『フロム I"s アイズ 〜もうひとつの夏の物語〜』(フロムアイズ もうひとつのなつのものがたり)のタイトルで2002年に前編、2003年に後編が、日本初のコンビニエンスストア専用OVAとしてデジキューブよりDVDで販売。2004年には前後編に、メイキング映像を収録したディスクを合わせた3枚組DVD『フロムアイズ デラックス・エディション』がh.m.pより販売。DVDとしては破格的な低価格(2500円)も話題となった。
原作とは全く異なるオリジナルストーリー。本職の声優による通常音声の他、DVDのマルチ音声機能を生かしたアイドルによる副音声も収録されている。制作はぴえろが手掛けた。
声の出演
※メイン / サブで表記。
- 葦月伊織 - 佐久間紅美 / 仲根かすみ
- 瀬戸一貴 - 櫻井孝宏 / 吉岡美穂
- 秋葉いつき - 仲西環 / 磯山さやか
- 寺谷靖雅 - 私市淳
- 越苗純 - 石田彰
- ナミ - 小林沙苗
- 森崎祐加 - 河原木志穂
- 市村洋介 - 一条和矢
スタッフ
- 監督・絵コンテ - 杜野幼青
- 構成・脚本 - 影山楙倫
- 演出 - 内田祐司
- キャラクターデザイン - りんしん
- 作画監督 - 高木信一郎
- 美術監督 - 伊藤聖
- 色彩設計 - 中田亮大
- 撮影監督 - 白井久男
- 編集 - 瀬山武司
- 音響監督 - 本田保則
- 音楽 - Torsten Rasch
- プロデューサー - 津野竜之輔、越中おさむ
- 制作協力 - アームス
- アニメーション制作 - ぴえろ
- 製作 - h.m.p、デジキューブ
I"s Pure
2005年よりDVDで販売開始され、1巻につき各30分で全6巻の構成。『フロム アイズ』とは異なり原作に沿った内容となっている。但し、エピソードは大幅に省略されており、原作に登場した藍子・越苗・竹沢先生・田中・木田・美代子は登場しないため、原作のシノプシスだけを抽出したような作品になっている。また、磯崎泉は第4話のみ登場し、原作とは異なり妄想日記を含め全シーンともロングヘアになっている。映像特典として、OVA化の際にストーリーから外された、いわゆる「エッチシーン」が「一貴の妄想日記」として収録(第6話を除く)されている。そのため、映像特典には前作より内容は過激な部分もあるが18禁やR-15にはされていない。
原作では寺谷が森崎の告白を断った理由が不明だったが、I"s Pureでは寺谷が「森崎が本気で自分の事を好きだと知ったが、自分にとって彼女は友達としか思えないから、その気持ちに応えることが出来ない」と発言している。
各キャラの誕生日は原作と同じ日であるが、設定は2005年のため原作の時代には存在しない物、あるいは僅かしか登場しなかったものも登場している(「一貴が最初から携帯電話を持っている〈原作では第10巻から所持〉」・「駅の広告にパスネットカード〈作中では「パースネット」〉がある〈京王線でのパスネットの使用開始は連載終了直後の同年10月から〉」など。また西永福駅の売店も当時の京王観光から京王リテールサービス運営の「A LoT」に変わっている)。
プロモーション映像等を収録した『VOL.0 アイズピュア特別版』、サウンドトラックCDも販売されている。発売はリバプール、制作は『フロムアイズ』と同じくぴえろ。
2009年6月に同作品のDVD BOXが発売される。
このOVAを元とし同名の『I"s Pure』のタイトルでゲーム化もされている(後述)。
声の出演
- 瀬戸一貴 - 野村勝人
- 葦月伊織 - 伊藤静
- 秋葉いつき - 中世明日香
- 寺谷靖雅 - 小伏伸之
- 森崎祐加 - 後藤邑子
- ナミ - 鈴木菜穂子
- 磯崎泉 - 門脇舞
- 古川リエ - 勝生真沙子
- カミノギイサイ - 諸角憲一
- 鮫島/マリオネットキング -成瀬誠
- 花園広巳 - 江川央生
- 瀬戸貴子 - 湯屋敦子
スタッフ
- 監督 - 神戸守
- シリーズ構成・脚本 - 大石哲也
- キャラクターデザイン - りんしん
- 美術監督 - 常盤庄司
- 色彩設計 - 中田亮大
- 撮影監督 - 山口則和
- 編集 - 瀬山武司
- 音響監督 - 清水勝則
- 音楽 - 小西香葉、近藤由紀夫
- アニメーションプロデューサー - 津野竜之輔、越中おさむ
- アニメーション制作 - アームス
- 制作 - ぴえろ
- 製作 - リバプール
主題歌
- オープニングテーマ「二人のI"s 〜i will follow you〜」
- 作詞 - 松尾康冶 / 作曲 - Kacky / 編曲 - 大石憲一郎 / 歌 - Mizuho
- エンディングテーマ「小さな翼 〜eyes for you〜」
- 作詞 - 松尾康冶 / 作曲 - Kacky / 編曲 - 桑田衛 / 歌 - Mizuho
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
1 | au commencement(始まり) | 神戸守 | 小高義規 | 宮田奈保美 |
2 | souvenir(回想) | 岩永彰 | りんしん | |
3 | adieu(別れ) | 小高義規 | EUM IK HYUN | |
4 | vertige(めまい) | 岩永彰 | 嶋田俊彦 | |
5 | declaration d'amour(告白) | 小高義規 | 白石涼子 | |
6 | ensemble(一緒に) | 岩永彰 | りんしん |
実写ドラマ
I"s | |
---|---|
ジャンル | 連続ドラマ |
原作 | 桂正和 「I"s」 |
企画 | 長内敦 |
脚本 |
片岡翔 吹原幸太 |
監督 |
豊島圭介 安里麻里 |
出演者 |
岡山天音 白石聖 柴田杏花 萩原みのり 加藤小夏 伊島空 小越勇輝 冨田佳輔 水石亜飛夢 宇梶剛士 |
オープニング | 竹澤汀「yesterdays」 |
エンディング | Mrs.GREEN APPLE「Coffee」 |
時代設定 | 1990年代後半 |
製作 | |
製作総指揮 | 長内敦 |
プロデューサー | 柴原祐一 |
制作 | スカパー! |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2018年12月21日 - 2019年1月18日 2019年3月8日 - 4月26日 |
放送時間 | 金曜 21:00 - |
公式サイト |
2018年12月21日からBSスカパー!及びスカパー!オンデマンドにて実写ドラマ化[19][20][19]。ヒロイン4人や寺谷などはオーディションにより選ばれ[21][22]、2017年9月から3か月以上に渡って撮影が行われた[21]。企画したプロデューサーのこだわりが反映された結果、時代も含めて原作に沿って丁寧に制作されたこともあり、原作者から高く評価された[21][23][24]。
キャスト
- 瀬戸一貴 - 岡山天音
- 葦月伊織 - 白石聖[25][26]
- 秋葉いつき - 柴田杏花[27]
- 磯崎泉 - 萩原みのり[28]
- 麻生藍子 - 加藤小夏[29]
- 寺谷靖雅 - 伊島空[22]
- 越苗純 - 小越勇輝[22]
- 木田茂吉 - 冨田佳輔[22]
- 鮫島 - 水石亜飛夢
- 花園広巳 - 宇梶剛士
- 竹沢隆志 - 竹財輝之助
- ナミ - 春花
- 森崎祐加 - 須藤叶希
- 古川リエ - 安達祐実
- カミノギイサイ - 堀部圭亮
- 一貴の母 - ふせえり[30]
- 一貴の父 - 荒木誠[30]
- 一貴の初恋相手・美代子 - 牧野羽咲[30]
- 石川賞吾 - 荒井敦史[30]
楽曲
- 主題歌 - 竹澤汀「yesterdays」作詞作曲:井出功二 編曲:佐々木望(ストロボレコード)
- エンディングテーマ - Mrs.GREEN APPLE「Coffee」作詞作曲:大森元貴 編曲:山下洋介、大森元貴(EMI Records)
スタッフ
- 原作 - 桂正和『I"s』
- 監督 - 豊島圭介、安里麻里
- 脚本 - 吹原幸太、片岡翔
- 音楽 - 渡邊崇
- 撮影 - 長野泰隆
- 照明 - 児玉淳
- アクションコレオグラファー - 森﨑えいじ
- タイトルバック - Kiy
- 撮影協力 - 南房総市フィルムコミッション(第1 - 10話、第13話)、佐野フィルムコミッション(第1 - 10話、第13話)、嶺南中学校和田校舎(第1 - 10話、第13話)、佐野日本大学短期大学(第1 - 10話、第13話)、ふちゅうロケーションサービス(第1、3、4話)、映画のまち調布(第1 - 3話、第5、6、12話)、中野区川島商店街復興組合(第2話)、狛江ロケーションサービス(第3話)、CAPCOM(第6話)、あしかがフラワーパーク(第8話) 近鉄(第8、9話)、近鉄ロケーションサービス(第8、9話)、近鉄リテーリング(第8、9話)、CAFFE CIAO PRESSO(第8、9話)、創価大学(第9話)、CANDEO HOTELS(第10話)、TKPガーデンシティ千葉(第10話)、龍生会館(第11、12、13話) PAL(第11、13話)、JAMPIN’JAP FLASH(第12話)、エム・エンターテイメント(第12、13話)、スパークルシティ木更津(第13話)、東京スカイツリータウンスタジオ(第13話)
- OPバック画像 - PIXTA
- 企画協力 - 新藤正人(集英社『週刊ヤングジャンプ』編集部)
- 企画プロデュース - 長内敦
- プロデューサー - 柴原祐一
- 制作プロダクション - ダブ
- 制作 - スカパー!
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
年 | 月 | 日 | ||||
第 | 1話2018 | 12 | 21 | 接近 | 吹原幸太 | 豊島圭介 |
第 | 2話28 | 3つのI | 片岡翔 | |||
第 | 3話2019 | 1 | 4 | 素直な涙 | 片岡翔 | 安里麻里 |
第 | 4話11 | くずれた思い出 | 吹原幸太 | |||
第 | 5話18 | 笑顔の違い | 吹原幸太 | 豊島圭介 | ||
第 | 6話3 | 8 | ノーコントロール | 片岡翔 | ||
第 | 7話15 | 第4のI | 片岡翔 | 安里麻里 | ||
第 | 8話22 | キミに…… | 片岡翔 | 豊島圭介 | ||
第 | 9話29 | 世界一のバカ | 片岡翔 | 安里麻里 | ||
第10話 | 4 | 5 | 新次元へ | 吹原幸太 | 豊島圭介 | |
第11話 | 12 | 藍子 | 吹原幸太 | |||
第12話 | 19 | 信じる痛み | 吹原幸太 | 安里麻里 | ||
最終話 | 26 | 夢をつかむ | 片岡翔 | 豊島圭介 |
- ^ “恋愛漫画の名作「I”s<アイズ>」のアパレルグッズがSPINNSにてリリース!”. 産経新聞. (2019年3月29日) 2022年3月18日閲覧。
- ^ 『4C R-side <HEROES-side> Katsura Masakazu Illustrations 2』72頁。
- ^ 桂正和『I"s 12巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで。
- ^ 桂正和「GOKURAKU CLUB 6」『電影少女 13巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1992年9月9日、ISBN 4-08-871703-1、191頁。
- ^ a b c 桂正和『I"s 6巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで。
- ^ “桂正和 原作漫画 『I”s』 スカパー! で、実写ドラマ化決定!”. BS!スカパー! (2017年10月30日). 2017年11月3日閲覧。
- ^ 桂 正和 『I“S 3巻 第25話 勝負の月』集英社、1997年12月29日、174頁。ISBN 4-08-872506-9。
- ^ 桂 正和 『I“S 11巻 第102話 深刻な悩み』集英社、1999年8月9日、156頁。ISBN 408-872747-9。
- ^ 桂 正和 『I“S 9巻 第75話 それどころじゃない!』集英社、1999年3月9日、34頁。ISBN 4-08-872681-2。
- ^ ゲーム版では後半に進むにつれ越苗と共に行動することが多い。そのため泉エンドでナミから「越苗の結婚相手」と言われたほど。
- ^ 桂正和『I"s 1巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで。
- ^ a b c 桂正和『I"s 4巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで。
- ^ 「+ 桂正和プロフィール +」『+ 桂正和公式サイト K2R村 +』 2013年1月4日閲覧。
- ^ 『I"s公式サイト』 2013年1月4日閲覧。
- ^ 『週刊少年ジャンプ 1997年51号』集英社。
- ^ 桂正和『I"s 15巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで。
- ^ 『4C R-side <HEROES-side> Katsura Masakazu Illustrations 2』74 - 75頁。
- ^ “TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~” (日本語). TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~ (2020年6月1日). 2022年4月17日閲覧。
- ^ a b “岡山天音、男子中高生の恋愛バイブル「I”s」実写化で主人公に! 「僕なりに体現していきたい」”. シネマカフェ (イード). (2017年10月30日) 2017年10月30日閲覧。
- ^ “実写ドラマ『I"s』葦月伊織役は白石聖に決定 オーディション700人の中から選出”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年11月9日) 2018年11月9日閲覧。
- ^ a b c "s」徹底ガイド、「I"s」女子旅、『演劇人は、夜な夜な、下北の街で呑み明かす…』 番外編~ドラマ「I“s」スペシャル〜、参照
- ^ a b c d Inc, Natasha. “「I”s」特集 伊島空(寺谷役)×小越勇輝(越苗役)×冨田佳輔(木田役)座談会 - コミックナタリー 特集・インタビュー” (日本語). コミックナタリー. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “白石聖、『I”s』伊織役の決め手は“笑顔” 原作・桂正和氏が太鼓判「ヒロイン感があった」”. ORICON NEWS. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “白石聖、漫画家・桂正和の宝物!? ドラマ『I"s』で漫画の葦月伊織を完コピ?『白石聖のわたくしごとですが...』” (日本語). www.joqr.co.jp. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “桂正和「I"s」実写ドラマ化、美少女ヒロイン伊織役は白石聖”. シネマトゥデイ. (2018年11月9日) 2018年11月9日閲覧。
- ^ “白石聖、ドラマ『I”s』伊織と真逆の“毒舌キャラ” 思ったことを全部いう「悪い癖」”. ORICON NEWS. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “連続ドラマ『I”s』、柴田杏花が収録で直面した困難 -監督から言われた一言は「もっと下手くそに」【連載インタビュー】” (日本語). 超!アニメディア. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “PICK UP ACTRESS 萩原みのり | HUSTLE PRESS OFFICIAL WEB SITE” (日本語). 2020年8月13日閲覧。
- ^ “加藤小夏、役者の道を選んだ理由は『I”s』 尊敬する共演陣に囲まれ「初めてがI”sで幸せです」”. ORICON NEWS. 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c d “実写「I”s(アイズ)」一貴&ヒロインたち取り巻く追加キャスト発表 キービジュアル公開” (日本語). アニメ!アニメ! (2018年11月26日). 2022年4月16日閲覧。
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