Centrino ブランドの再定義

Centrino

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/21 04:10 UTC 版)

ブランドの再定義

米intelは、2009年6月17日(現地時間)、これまでの複雑なブランド構造を分かりやすくすることを目的として、2010年よりCentrinoをプラットフォームのブランドではなく、無線LANモジュールのブランドに再定義することを明らかにした。[1]これにより、Centrinoブランドは実質、表舞台からは姿を消すこととなった。

Centrinoの変遷

第1世代

2003年3月に登場。これら第1世代のプラットフォームはCarmel(カーメル)と呼ばれる。DothanコアとProWireless 2200は発表当初にはなく、後に加わったものである。

CarmelプラットフォームのCentrinoの条件は以下の通りである。

第2世代

2005年1月に登場。この2年間でデスクトップPCはデュアルチャンネルDDR2メモリシリアルATAPCI Expressなどを導入、Centrinoもこれらを導入し、名実ともにデスクトップ機に並ぶ処理能力を持つことができた。

2005年春モデルのA4サイズ以上のノートPC(いわゆる据え置きタイプ)はデスクトップ代替機として宣伝されるものが多い。これら第2世代のプラットフォームはSonoma(ソノマ)と呼ばれる。

SonomaプラットフォームのCentrinoの条件は以下の通りである。

第3世代

2006年1月に登場。Yonah(ヨナ)コアの製品はPentiumの名称が消えてCore Duo/Soloとなった。この世代はCentrino Duo(デュアルコア)かCentrino(シングルコア)と、搭載されるプロセッサによって名称が変わる。また、一部のIntel Core 2もこれに含まれる。

これら第3世代のプラットフォームはNapa(ナパ)と呼ばれる。Core 2ではNapa64、Napa Refreshと呼ばれる。

NapaプラットフォームのCentrinoの条件は以下の通りである。

第4世代

2007年5月9日、正式に発表された。 コードネームはSanta Rosa(サンタ・ローザ)。

CPUは引き続きMerom(メロン)コアを採用し、一部のPenryn (ペンリン) コアを採用したものはSanta Rosa Refreshと呼ばれる。

新しい技術として「Dynamic FSB Switching」「Enhanced Deeper Sleep」「Intel Dynamic Acceleration」が導入された。また、必須構成外ではあるが、「Intel Turbo Memory」(コードネームRobson)が導入された。 なお、Centrino Duoには含まれないが、Centrino Proにのみ、vProと同様の、遠隔管理機能Active Management Technology(AMT)サポート、仮想化技術「VT」が含まれる。[2]

2007年10月からはCetrinoファミリーの名称が変わり、これまでのCentrino Duo(旧Centrinoを含む)はCentrinoとなり、Centrino ProはvPro テクノロジー intel Centrinoとなった。

Santa RosaプラットフォームのCentrinoの条件は以下の内容となる。[3]

第5世代

2008年7月16日に正式発表され、この世代よりブランド名を「Centrino 2」並びに「vPro テクノロジー intel Centrino 2」となった。コードネームは「Montevina(モンテヴィーナ)」。FSBは1,066MHzまで高速化された。[4]

MontevinaプラットフォームのCentrino 2の条件は以下の内容となる。

第6世代

コードネーム「Calpella(カルペラ)」が2009年に登場予定となる[5]

出典




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