C.C.リー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 06:57 UTC 版)
中信兄弟 #34 | |
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クリーブランド・インディアンス時代 (2014年) | |
基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 澎湖県湖西郷龍門村 |
生年月日 | 1986年10月21日(36歳) |
身長 体重 |
180 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2013年7月14日 NPB / 2016年3月25日 CPBL / 2018年7月25日 |
最終出場 |
MLB / 2015年9月30日 NPB / 2016年5月11日 |
年俸 | 月給70万台湾元(2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ |
五輪 | 2008年 |
WBC | 2009年、2023年 |
この表について
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李 振昌 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 李 振昌 |
拼音: | Lǐ Zhènchāng |
注音符号: | ㄌㄧˇㄓㄣˋㄔㄤ |
閩南語白話字: | Lí Chìn-chhiong |
和名表記: | り しんしょう |
発音転記: | リー・ジェンチャン |
英語名: | Lee Chen-Chang |
獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
チャイニーズ・タイペイ | ||
アジア競技大会 | ||
金 | 2006 |
経歴
プロ入り前
2006年11月から12月にかけて開催されたドーハアジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチャイニーズタイペイ代表史上初のアジア競技大会優勝に貢献した。
2008年シーズン途中の8月に開催された北京オリンピックのチャイニーズタイペイ代表に選出された。
インディアンス時代
2008年9月16日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ[1]。
2009年3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のチャイニーズタイペイ代表に選出された[2]。この年はA+級キンストン・インディアンスで45試合に登板し、4勝6敗2セーブ、防御率3.35の成績を挙げた。
2010年はAA級アクロン・エアロズで44試合に登板し、5勝4敗、防御率3.22の成績を挙げた。
2011年はAA級アクロンで23試合に登板し、2勝1敗、防御率2.50の成績を挙げた。6月にAAA級コロンバス・クリッパーズへ昇格。21試合に登板し、4勝0敗1セーブ、防御率2.27だった。
2012年はAAA級コロンバスで5試合に登板し、2勝0敗、防御率2.57という成績を残した。6月にトミー・ジョン手術を行い、残りのシーズンを全休した。オフの11月20日に40人枠入りを果たした[3]。
2013年3月11日にインディアンスと1年契約に合意し、AAA級コロンバスへ異動した[4]。7月12日にメジャー初昇格を果たし[5]、7月14日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーリーグデビュー。1点ビハインドの5回表から2番手として登板し、1.1回を無安打無失点1四球に抑えた。7月23日にAAA級コロンバスへ降格[6]。9月3日に再昇格した[7]。この年は8試合に登板し、防御率4.15だった。
2014年3月4日にインディアンスと1年契約に合意した。この年は大幅に出番を増やし、37試合に登板してメジャー初勝利となる1勝(1敗)を挙げた[8]。また、28.0イニングで26個の三振を奪い、奪三振率は8.0を超えた。
2015年はAAA級コロンバスで48試合に登板したものの、メジャーでの登板は2試合にとどまった。
西武時代
2015年11月20日にインディアンスと埼玉西武ライオンズとの間で保有権譲渡に関して合意がなされ[9]、27日に年俸8,400万円プラス出来高払い(金額は推定)[10]で選手契約に合意し、同日に入団会見が行われ、背番号は54に決まった[11]。
2016年の開幕を一軍で迎え[12]、3月25日のオリックス・バファローズとの開幕戦において同点の8回に4番手で来日初登板し、1回を投げ無失点で初ホールドを記録した[13]。しかし、その後は打たれることが増え、5月に二軍降格が決まった時には田辺徳雄監督や、潮崎哲也ヘッド兼投手コーチから酷評された [14]。オフの11月1日にウェイバー公示の手続きがなされたことが発表された[15]が譲渡を希望する球団は無く、11月8日に自由契約公示がなされた[16]。
西武退団後
2016年12月23日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]。
2017年は傘下AAA級アルバカーキ・アイソトープスで27試合に登板し、2勝2敗、防御率5.54の成績を挙げた[17]。11月6日にFAとなった[17]。
2018年1月1日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]。開幕後はAAA級オクラホマシティ・ドジャースに所属していたが、6月2日にCPBLドラフトに参加のためオプトアウトを行使して退団した[17][18]。
中信兄弟時代
2018年7月2日に行われたCPBLのドラフト会議で中信兄弟からドラフト一位で指名を受け入団。背番号は34[19]。入団1年目から守護神として26試合に登板し、防御率1.42を記録した。
2019年は3月29日の富邦ガーディアンズ戦で林益全の打球が右親指に直撃した。骨に異常は無かったが2軍へ降格した[20]。シーズンオフの2019 WBSCプレミア12チャイニーズタイペイ代表に選出されるも、右肩の故障で出場を辞退した[21]。
2020年5月までは防御率が6.28と不安定な投球が続いたが、6月には月間防御率1.80、8セーブと巻き返した[22]。7月27日の統一ライオンズ戦で9回から登板するもリードを守ることが出来ず、チームはシーズン初サヨナラ負けを喫した[23]。2日後の楽天モンキーズ戦では陳俊秀に代打逆転サヨナラホームランを打たれた[24]。最終的には51試合に投げリーグ最多タイとなる23セーブを記録するも、防御率が優った陳韻文が最多セーブ投手を獲得した[25]。
2021年から副キャプテンに就任した[26]。シーズンに入ると自己最多の53試合に登板し24セーブ、防御率2.42をマークした。オフには右肘の骨棘の手術を受けた[27]。
投球スタイル
サイドスローから平均92-93mph(約148-150km/h)のツーシームを投げ、稀にフォーシームも投げる[28]。また平均82-83mph(約132-134km/h)のスライダーを武器とする[29]。主にリリーフとして起用され、マイナーリーグでは球速で最速98mph(約158km/h)を記録した[30]。
- ^ “Indians sign RHP Chen-Chang Lee to Minor League free agent contract”. Indians Press Release. MLB.com. (2008年9月16日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “2009 Tournament Roster” (英語). WBC公式サイト. MLB Advanced Media, L.P.. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月23日閲覧。
- ^ “Indians add four players to 40-man roster”. Indians Press Release. MLB.com. (2012年11月20日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “Indians Make Roster Reductions”. Indians Press Release. MLB.com. (2013年3月11日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “Indians promote RHP C.C. Lee from AAA”. Indians Press Release. MLB.com. (2013年7月12日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “Indians activate RHP Zach McAllister from 15-day DL”. Indians Press Release. MLB.com. (2013年7月23日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “Indians to promote four (4) players for September stretch run”. Indians Press Release. MLB.com. (2013年9月3日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ “痞客邦運動邦”. m.channel.pixnet.net. 2014年9月6日閲覧。
- ^ 新外国人選手保有権譲渡合意のお知らせ 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年11月21日配信
- ^ 西武C・C・リーが入団会見 炭谷似?と渡辺SD 日刊スポーツ 2015年11月27日掲載
- ^ C.C.Lee(シー シー リー)投手 入団会見 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年11月27日配信
- ^ 2016年 開幕登録選手発表! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2016年3月23日配信
- ^ 2016年3月25日 埼玉西武 対 オリックス 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
- ^ https://www.sanspo.com/article/20160511-T4YWEDMMMNP5POUAPVZ3QDCRBQ/
- ^ “埼玉西武ライオンズ選手来季契約について”. 埼玉西武ライオンズ公式サイト (2016年11月1日). 2016年11月1日閲覧。
- ^ “自由契約選手”. 日本野球機構公式サイト (2016年11月8日). 2016年11月8日閲覧。
- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2022年7月10日閲覧。
- ^ “C.C. Lee Leaves the Dodgers and Enter 2018 CPBL Draft”. CPBL STATS (2018年6月4日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “元西武C.C.リーが中信兄弟に入団 背番号「34」、今も抱く日本の恩師への感謝”. Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―. 2020年5月12日閲覧。
- ^ 自由體育 (2019年3月30日). “中職》林益全特地為強襲球致歉 李振昌:沒事啦(影音) - 自由體育”. 自由時報電子報. 2019年3月30日閲覧。
- ^ “棒球》李振昌肩膀不適辭退12強 中華隊名單將異動 - 最新體育新聞,即時比分,賽程和戰績” (中国語). FOX體育台 (2019年10月21日). 2019年10月21日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20200701T183805Z). “中職/牛棚6月防禦率佳 佛斯特「迷信」不解釋 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “陳重廷再見安 助獅逆轉象”. www.cpbl.com.tw. 2020年7月26日閲覧。
- ^ “陳俊秀代打再見轟 樂天一分之差氣走兄弟”. www.cpbl.com.tw. 2020年7月29日閲覧。
- ^ “2020年度表現回顧:各隊守護神篇 - 中職 - 棒球” (中国語). 運動視界 Sports Vision. 2020年12月14日閲覧。
- ^ TSNA. “王威晨任隊長 副隊長李振昌:不想再拿亞軍!” (中国語). news.tsna.com.tw. 2021年1月8日閲覧。
- ^ “走完3年約就退休? 李振昌透露心中想法” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2022年3月23日閲覧。
- ^ “C.C. Lee pitch Type”. The Baseball Cube. 2015年12月9日閲覧。
- ^ “西武・李振昌 火消し任せろ!155キロ右腕”. デイリースポーツ online (2015年11月28日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “Getting to know your prospects: Chen-Chang Lee”. Fox Sports. (2013年7月18日) 2015年4月3日閲覧。
- 1 C.C.リーとは
- 2 C.C.リーの概要
- 3 詳細情報
- 4 脚注
- C.C.リーのページへのリンク