C言語 参考文献

C言語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 04:30 UTC 版)

参考文献

2015年現在、初心者向けのイラスト入り入門書やサブルーチンのサンプル集の他、組み込み機器の制御や科学技術計算など目的を特化した専門書なども多数ある。便利な機能の説明はあっても、学習者の水準や目的にあった本を見つけるのは必ずしも容易でない。オープンソースのCコンパイラ、OSも大規模なものがあり、直接読み始めるのは困難になっている。オープンソースのOSの小規模なものから始めるとよい。

プログラミング言語C
ブライアン・カーニハン、デニス・リッチー 共著、石田晴久訳、共立出版
「K&R」として知られている「The C Programming Language」の邦訳。入門書ではなく、特にプログラミングそのものが初めてという読者には不適である。初版と第2版があり、第2版が現在も時折増刷されている(邦訳では事情により、原書第2版を基とした版には旧版と改訂新版がある。旧版は装丁が緑地で新版は白地である)。標準の制定以前は本書初版を言語仕様の参考文献として扱っていたが、現在はISOなどの標準規格を参照すべきであり、本書の記述は参考にとどめるべきである。なお、日本工業規格(現・日本産業規格)のJIS X 3010:2003「プログラム言語C」は、ISO/IEC JTC1 SC22 WG14+ISO/IEC 9899:1999 Cor. 1:2001(E)つまりC99の和訳相当で、2021年8月現在の最新規格であるISO/IEC 9899:2018との乖離を生じている。
Cプログラミングの落とし穴英語版
コーニグ、中村明訳、新紀元社
Cプログラミングで嵌まるところを指摘している。MISRA Cでも参考文献になっている。
Cパズルブック
アラン・R. フューアー、田中和明訳、カットシステム
Cプログラミングの芸当を示し、読み書きを推奨しない例を示している。
『マイコンピュータ No.10』CQ出版社、1983年9月1日。 
入門特集 C言語の研究

注釈

  1. ^ 英語ではC-family, C-style, C-likeなどと呼ばれる。「C系」の定義は明確ではないが、構文がCに類似しているものを指すことが多い。
  2. ^ 例えばポインタのエイリアシングは最適化やベクトル化を妨げる[1]
  3. ^ 他の言語、例えば、BASICPascalではプログラム開始直後に実行するプログラム要素はサブルーチンや手続きや関数ではない。
  4. ^ C89においては関数プロトタイプは必須ではない。
  5. ^ C89規格に準拠しないソースコードをGNU Cコンパイラでコンパイル失敗させるには、
    gcc -ansi -pedantic -fstrict-aliasing -Wall -Wextra -Wmissing-declarations -Werror test.c
    とすれば良い(→エイリアシング)。
  6. ^ setjmp.hを参照。

出典

  1. ^ ポインター・エイリアシングとベクトル化 | iSUS
  2. ^ もう一度基礎からC言語 第19回 いろいろな演算子~ビット演算子 Cは高級アセンブラ?
  3. ^ 第1回 Chapter 1 C言語の概要(1):Cプログラミング入門|gihyo.jp … 技術評論社
  4. ^ ISO/IEC 14882:2003 §3.6.1 「The function main shall not be used within a program.」
  5. ^ JIS X 3014:2003「プログラム言語C++」日本産業標準調査会経済産業省) §3.6.1 「関数mainは、プログラムの中で挙用してはならない。」
  6. ^ EXP33-C. 未初期化のメモリを参照しない JPCERT/CC、2014年3月25日(2014年8月22日閲覧)。
  7. ^ Memory Allocation Guide”. The Linux Kernel documentation. 2023年11月8日閲覧。
  8. ^ main 関数 - cppreference.com
  9. ^ [Python入門]Pythonってどんな言語なの?:Python入門(1/2 ページ) - @IT
  10. ^ Hello, Worldプログラム | Programming Place Plus C言語編 第2章
  11. ^ Portability of C Programs and the UNIX Systems
  12. ^ a b The Evolution of the Unix Time-sharing System
  13. ^ ソースレベル互換 - ZDNet Japan
  14. ^ http://www.tohoho-web.com/ex/draft/kanji.htm
  15. ^ Rust言語でAndroidはより強固・安全に ~GoogleがOS開発への導入を進める - 窓の杜
  16. ^ Microsoft、Windows 10の一部をRustへ書き換えてセキュリティ強化狙う | TECH+
  17. ^ C FAQ 11
  18. ^ 6.19 Arrays of Variable Length
  19. ^ C の歴史 - cppreference.com
  20. ^ Clang 拡張 C++ コンパイラ - RAD Studio
  21. ^ Status of C99 features in GCC - GNU Project - Free Software Foundation (FSF)
  22. ^ C11Status - GCC Wiki
  23. ^ “Microsoft Releases C Program Wares, Provides Rebates”. InfoWorld: p. 29. (1987年11月9日). https://books.google.pl/books?id=Sj0EAAAAMBAJ 
  24. ^ インテル® C++ Composer XE 2011 Windows* 版インストール・ガイドおよびリリースノート - w_ccompxe_2011.7.258_Release_Notes_ja_JP.pdf
  25. ^ C99 Support in Intel® C++ Compiler | Intel® Software
  26. ^ C11 Support in Intel C++ Compiler | Intel® Software
  27. ^ 脇英世(監修)、1987、『パソコンの常識事典』、日本実業出版社 pp. 339、342 - 普及率、解説書の多さについて。
  28. ^ 長沢英夫(編)、1988、『パソコンベストソフトカタログ』、JICC出版局 pp. 201 - Personal版、解説書の多さについて。
  29. ^ ucom10 1983, p. 80.



C++

(C言語 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 17:43 UTC 版)

C++シープラスプラス)は、汎用プログラミング言語のひとつである。派生元であるC言語の機能や特徴を継承しつつ、表現力と効率性の向上のために、手続き型プログラミングデータ抽象オブジェクト指向プログラミングジェネリックプログラミングといった複数のプログラミングパラダイムが組み合わされている[1]。C言語のようにハードウェアを直接扱うような下位層向けの低水準言語としても、複雑なアプリケーションソフトウェアを開発するための上位層向け高水準言語としても使用可能である。アセンブリ言語以外の低水準言語を必要としないこと、使わない機能に時間的・空間的コストを必要としないことが、言語設計の重要な原則となっている[2][3]




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