黒澤元治 評価

黒澤元治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 01:50 UTC 版)

評価

  • 桜井眞一郎は「私の計測器。普通の計測器じゃ測れないようなセンシングをしてくれる計測器だった。それがあったからR382が出来た。仕事のうえでは大変なありがたい計測器。お金で買えない」と評した[6]
  • 星野一義は「日産三羽ガラスの中で、ドライビングだけじゃなくてマシンの開発、セッティング能力、全てにおいて黒澤さんがナンバーワン」と語る[7]
  • ブリヂストンでタイヤの設計、開発をしていた川端操は「(黒澤のように)タイヤの中身まで透いて見えるようなドライバーは今まで出会ったことなかった」と語っている[7]
  • 高橋国光は著書の中で「日本グランプリのレース中に、富士スピードウェイの30度バンクで黒澤に故意に接触された」と語っている。[8]
  • かつてビデオマガジン『ベストモータリング』では、土屋圭市や息子の黒沢琢弥と共にキャスターとして参加していた。辛口で正直な批評やその独特な語り口で人気を博した一方、ブロック等危険を伴う強引なドライビングで、共演者からの苦言が絶えなかった。

主なレース戦績

  • 日本グランプリ 1969年(日産・R382)、1973年全日本F2000(マーチ722/BMW)優勝
  • 富士グランチャンピオンレース  2勝 6連続ポールポジション
  • 全日本F2000選手権 1973年チャンピオン(マーチ722/BMW)
  • スカイラインGT-Rで7勝

全日本F2000選手権/全日本F2選手権

所属チーム シャーシ エンジン タイヤ 1 2 3 4 5 6 7 順位 ポイント
1973年 ヒーローズレーシング マーチ・722 BMW M12/6 B FSW
1
SUZ
2
SUZ SUZ
1
1位 42
1974年 マーチ・742 BMW M12/6 B SUZ
1
SUZ SUZ SUZ 3位 12
1977年 ターニーレーシング マーチ・752 BMW M12/7 B SUZ
2
SUZ
3
NIS SUZ
5
FSW
14
FSW SUZ
Ret
8位 35
1981年 ジャスコスピードスター マーチ・802 D SUZ SUZ
6
SUZ
9
SUZ
8
SUZ
5
10位 19
1982年 スピードスター マーチ・812 D SUZ
7
FSW
3
SUZ
4
SUZ
6
SUZ
17
SUZ 6位 32

全日本ツーリングカー選手権 (JTC)

所属チーム コ.ドライバー 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 順位 ポイント
1986年 レイトンハウス 萩原光
影山正彦
メルセデス・ベンツ・190E DIV.2 NIS
Ret
SUG TSU SEN
Ret
FSW
Ret
SUZ
Ret
NC 0
1988年 TEAM NOJI with トリイ 野地廣行 BMW・M3 DIV.2 SUZ NIS SEN TSU SUG
19
FSW
Ret
NC 0

愛車

1990年の発表以来からホンダ・NSXを乗り継ぎ、現在はNSX-Rを所有している。またポルシェ・カレラGTメルセデス・ベンツ・CLSクラスメルセデス・ベンツ・Cクラスクーペホンダ・レジェンドトヨタ・ハイエースクレマー仕様のポルシェ・930ターボメルセデス・ベンツ・W126メルセデス・ベンツ・W140メルセデス・ベンツ・W210、ホンダ・ヴェゼルハイブリッドも購入している。現在は2003年式ホンダ・NSXーR(ニュルタイムアタック仕様)とホンダ・CR-Vハイブリッド、メルセデスベンツ・S400d 4MATIC AMGライン(W223)を所有している。


比較的操縦が難しいといわれるホンダ・NSXのオーナー向けドライビング講習会、NSXオーナーズ・ミーティングの特別講師を1991年の開設以来担当し続けている。


  1. ^ スバル・インプレッサ 22B-STiバージョンに試乗した際に、「ユーザーを馬鹿にした単なるオタク車。キチンと車を作って欲しい」と述べ、マツダ・RX-7(FD3S)のタイプRZ(初期)に試乗した際は、「タイヤがプアになって、ボディやサスペンションの粗が目立たなくなっただけ。そんなにタイヤを軽量化したいならタイヤを細くすれば良い。タイヤの重要性を理解していない」と述べている。また「ターボや4輪駆動、ロータリーエンジンは好まない」と、同ビデオで何度も発言している。


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