魔王様、リトライ! 登場人物

魔王様、リトライ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 15:27 UTC 版)

登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優。九内役の津田を除き、第1作と第2作では声優が異なる。

主要人物

九内 伯斗(くない はくと)
声 - 津田健次郎[4][5]
本作の主人公。45歳。身長187cm。自身が作った「GAME」の最終日にラスボスにログインしたまま異世界に飛ばされてしまった、元はゲーム内での運営管理者。名前も同様にゲーム内のもので、中身は大野晶という一般的な社会人。「GAME」では大帝国を根城とする「暴虐の魔王」であり、見た目は渋い顔立ちにオールバックの長髪、黒いロングコートに身を包む姿をしている。
異世界に飛ばされるも、「GAME」でのラスボスという設定を引き継ぎ、ステータスは異常に高い。また、管理者権限でログインしていたためか、異世界でも管理者コマンドという神に等しい力を持ち、得られたスキルポイントを使用することで物質生成や部下の呼び出しなどが行える。武器は斬撃、投擲可能なナイフ「ソドムの火」。また、気力が回復できる「マイルドヘブン」というタバコ系アイテムを携帯している。レベル30以下のキャラクターの物理攻撃は効かない反面、GAMEには存在しなかった魔法への耐性がないのが弱点。
アクとの出会い以降、アクや出会う人から魔王と呼ばれたり、ちょっとした行動に壮大な意図があると誤解されつつ、最終的に元の世界へ帰るための手掛かりを探しながら、各地でトラブルを巻き起こしていく。
ちなみに本物の九内伯斗の人格は体の奥に存在しており、「GAME」では悠や田原といった8人の側近を従る大帝国の高官にして、悪名高いGAMEの主催者(という設定)。
400万人を超える屍山血河(しざんけつが)の頂点に立つ正真正銘の「魔王」である。
なお、漫画版では髪の長さが肩までになっている。
大野 晶(おおの あきら)
声 - 津田健次郎
「GAME」の開発者で、設定なども全て1人で作成した。30代。本業はサラリーマン。
長いゲーム運営と社会人生活において鍛えられた非常に高い演技力を持ち、常に大野が九内を演じているような形になっている。つまり、超絶な能力に対して一般人程度のメンタリティーしか持ち合わせていないので、様々なプレッシャーに晒されて苦労している。アニメの12話のアイキャッチ曰く、天性の詐欺師。
霧雨 零(きりさめ ぜろ)
声 - 森久保祥太郎(第1作)[6] / 熊谷健太郎(第2作)[5]
大野が持つもう一つのキャラクターで、テーマは硬派な暴走族。身長180cm。背中に龍の絵を入れた白の特攻服を纏い、圧倒的な拳闘で戦う正義の漢。残虐非道な極悪の相手であるほど強烈なバフスキルを発揮する。
キャラクターチェンジをすることで現れるが、その間は、大野の意識そのものは維持されるものの、性格が変わったような発言を含め、肉体的な意思を一切受け付けない自動操縦モードになる。あまりに大野の性格と乖離した言動であるため大野自身が気恥ずかしくなり、1度目のチェンジ以降はよほど切羽詰まった状況でない限りチェンジは控えている。
キラー・クイーンならびにサタニストや悪魔たちからは龍人(たつびと)と誤解されている。
大野は「九内が実家なら、零は1人暮らしの部屋」と評している。
アク
声 - 高尾奏音(第1作)[4] / 麻倉もも(第2作)[5]
本作のメインヒロイン。村人の少女。両親は幼くして病で亡くしており、それが村全体での迫害に拍車をかけることとなり、悪魔王グレオールへの生贄に出されたところを九内に助けられる。左右の瞳が色が違っていて、左目を伸ばした前髪で隠している。一人称は「ボク」。純粋無垢な性格で、九内を魔王様と呼び、父のように慕う。迫害が原因で、初登場時には右足を引き摺っていたが、悠の治療で完治した。
なお、ルナやトロンとは違い、アニメ12話時点では何の特殊能力を持たない一般人である。このため、漫画版ではアクが対価となる能力を持っていないにもかかわらず九内の寵愛を受けていることに、悠や田原といった側近たちが疑問を抱いている。

九内 伯斗の側近

九内のスキルによって出現した側近たち。「GAME」内と違い自我を持つ。

桐野 悠(きりの ゆう)
声 - 佐藤利奈(第1作)[7]
ヒロインの一人。九内の側近の女性。22歳。身長175cm。天才的な医師かつ科学者。
指を医療器具に変化させられる「神の手」という能力を持つ。「この世のあらゆる病魔を駆逐し、怪我を治癒する」という設定であり、異世界でもその設定を引き継いでいる。
アクの怪我を治すために最初に召喚した側近。GAME内ではサディスティックなキャラとして設定されており、アニメのEDでは解剖など人体実験を行なっているような光景があり、カーミヤ相手には嗜虐性の一端を覗かせた。側近たちの間でもソリが合わないようで、九内(正確には中の人である大野)も彼女の切れすぎる知性で正体がバレてしまうことを恐れている。しかし、悠の治療でアクの脚が完治したのを伯斗に褒められたことがきっかけで、九内に惚れてしまう。ショタコンという設定をもち、アクと対面した時にはアクに男装してもらうよう興奮したが、九内に惚れた後は彼女が好みそうなショタが大勢いるラビの村でも、男の子たちに手をだしてはいない。なお、九内を長官と呼ぶ。
田原 勇(たはら いさみ)
声 - 関智一(第1作)[8] / 駒田航(第2作)[5]
九内の側近の男性。31歳。身長182cm。普段の姿は怠惰で無気力であるが、世界中の銃器に愛される体質を持っており、側近内で唯一“天才”の設定を与えられている。どんなことでもソツなくこなしてしまう才能の持ち主で、妹が絡まない限り、人格も安定しているのである意味では、九内から一番信頼されている。なお、九内を長官と呼ぶのは悠と同じ。
真奈美という妹がおり、重度に溺愛するシスコンでもある。九内には妹ともども救われたことから恩義を感じている。悠とあまり衝突しないことから2番目に召喚されたが、それでも敵はおろか、味方にまで手にかけかねない悠に恐怖心を抱いている[9]。トロンからは「きれいな色」と評価されている。
藤崎 茜(ふじさき あかね)
声 - 和氣あず未(第2作)[5]
九内の側近の女性。漫画版第26話(R1話)にて、桐野と田原の板挟みになることを恐れた九内に召喚された。見た目は女子高生風で、九内曰く性格は「底抜けに明るくて能天気な奴」。
宮王子 蓮とは仲が良い。
宮王子 蓮
アニメ版及び漫画版の側近召喚のメニュー画面に氏名のみ表示。漫画版第26話で九内が「戦力で考えるなら一番」「田原たち並みに頭が良い」「"九内"とは浅からぬ因縁がある」と語っている。原作において、5番目に召喚された。
召喚による仕様の変化が起こり、彼女の魔法耐性は完全といえる。
加藤 勝(かとう まさる)、野村 武文(のむら たけふみ)
アニメ版の予告の中で九内に「剣術バカ」、「総合格闘技チャンピオン」と回想されている。
近藤 友哉(こんどう ともや)
原作小説において4番目に召喚された。二次元にのめりこんでいる引きこもりで、GAMEにおいて、彼の領域に踏み込まない限りは攻撃してこないため、側近の中で最も無害で善良である。特殊な目を持っており、未来視ともいえるその目と弓の技術はすさまじい。また、所持するタブレットを使い高いマッピング能力を有していると思われる描写もある。
的場 静
アニメ版の側近召喚のメニュー画面にて氏名表示されたのみで、人物詳細は不明。
原作小説では、大帝国の大量殺人鬼として紹介される。また、彼女は自分を捕まえた九内伯斗を自分の手で殺したいと思っている。

九内 伯斗の配下

トロン
声 - 木下鈴奈(第1作)[6]
ヒロインの一人。元サタニストの少女。身長143cm。魔族と人間のハーフであり、人間の世界、魔族の世界、拾われたサタニストの中でも身の置き場がなかった。オルイット対キラー・クィーンの戦闘では「奈落」をぶちまけたことで戦況を悪魔側優位にさせるものの、オルイットが零(九内)に追い詰められ、力を得るために吸血されたことによって死にかける。が、零が与えた回復アイテム「カロリー冥土」によって一命を取り留めた。その一連の行動と零の性格にキラー・クィーン同様に惚れてしまう。人の魂や善悪など万物を色で見分けるギフト「魂魄を見るもの」を持つおかげで、九内と零が同一人物だと見抜き、九内のもとに押しかけて、そのまま配下になる。
アニメ版では髪が地面につくほど長い髪をサイドテールにしている。漫画版でもロングヘアではあるが、そこまで長くはない。

三聖女

ルナ・エレガント
声 - 石原夏織(第1作)[4] / 鈴木愛奈(第2作)[5]
ヒロインの一人。三聖女の一人。三女。16歳。身長153cm。聖女の中でも飛び抜けた魔法の才がある。非常にワガママ。元々は貧民の出身であったが天賦の才によって教会に入り、10歳にして聖女になった。聖女だからか、「ラビの村」という自らの領地をもっている。魔法の才はあるが領地経営の才はなく、おべっかや阿諛追従に簡単に乗せられてしまうので、周囲の大人たちによって都合のいいように担がれている。
魔王が出現したと聞くや否や、討伐と称して騎士たちを引きつれて出陣。野盗と九内の絡みに乱入し、騎士たちとともに戦闘を仕掛けるもそろって返り討ちにあう。大金貨入りの財布を捲きあげられた後に九内の後を追ってきたが、泊まる宿がなく彼らの宿に訪れた際に一緒に泊まり、流れで九内とアクの旅に同行することとなる。エビフライからは「ワガママで素直な子」という評。
アニメでも漫画でもロングヘアなのは同じだが、漫画版では前髪を作らず73に分けているので雰囲気が若干、変化している。
キラー・クイーン
声 - 戸松遥(第1作)[7]
ヒロインの一人。三聖女の一人。次女。17歳。身長170〜173cm。好戦的で立ち居振る舞いは女王そのもの。人呼んで「世紀末聖女」。『北斗の拳』に出てくるような馬車に乗り、屈強でモヒカンな男達を従えている。粗暴な立ち居振る舞いからは想像できないが、自分より強い運命の相手が現れるのを待っている乙女な一面もあり、とある出来事で出会った零に一目惚れしてしまう。
外見の描き方はルナとは逆で、漫画版では前髪有り、アニメでは分けている形になっている。また、アニメ版のほうが更に髪が伸びている。
エンジェル・ホワイト
声 - 豊崎愛生(第1作)[7]
ヒロインの一人。三聖女の一人。長女。18歳。身長165cm。三聖女唯一の常識人であり、いつも妹たちに振り回されている苦労人。政務に真面目に関わっていて、一部の特権階級が冨を独占している状況を知りながらも変えられないことに苦慮している。
魔王と名乗る九内のルナの領地経営を認めはしたものの、九内が聖光国を侵略すると思い込む。
九内の強さやワガママなルナを手懐けてしまったこと、さらにはマダム・エビフライまでも取り込んでしまったことに危機感を抱いて、ルナを連れ戻すべく「熾天使の跳躍」でラビの村に訪れる。モモとキョンによって温泉に案内されたが、間違って男湯に入ってしまったことから、思わぬ形で九内との会談になった。そこで「天使の輪」を贈られ、ルナを取り戻せずに流され神都に帰還。
聖女ではあるものの人並みに恋したいと思っている。奇跡を行使すること、天使の輪を作り出すこと、ルナを簡単に手懐けてしまったこと、最後に九内が「自らが座天使に呼ばれた存在」と言ったことから、九内を堕天使ルシファーと誤解してしまう。

冒険者

魔物を討伐して報酬を得たり、迷宮や遺跡などから宝物を発見するのが主な仕事。冒険者にはランクがあり、高ランクの冒険者は優遇されるが、稼げなければ傭兵で糊口を凌ぐことも。

ミカン
声 - 生天目仁美(第1作)[10]
極端に露出度が高い、際どい服の女戦士。17歳。身長172cm。いつもユキカゼの言動に振り回され苦労している。オレンジの短髪にゴーグルを装着している。コミック版では、パフスリーブのシャツ・ミニスカート・長ブーツと割と落ち着いた服装をしている。魔王ということで、珍しく九内には好印象を抱いていないが、2度ほど九内に助けられているので、その点に関しては恩に感じてはいる。
ユキカゼ
声 - 徳井青空(第1作)[10]
Bランク冒険者。ミカンの相棒の魔法使いで、九内も誤解するほどの超絶美少女であるが、実の性別は男の娘。16歳。身長160cm。九内のことを「おじ様」と呼び、なぜか距離感が近い。マント留めや胸当て、ミニスカートと長靴にの珠(ボール)飾りをつけている。コミック版では、大きなえりの七分袖シャツ・ショートパンツ・短ブーツとおとなしめな服装をしている。更にコミック版では髪型がボブでショタに見えなくもないが、アニメ版では髪を伸ばしてポニーテイルにしているため、より女の子にしか見えなくなっている。
ミカンともどもサンドウルフ討伐の依頼を引き受けたものの、数の圧倒的多さに逃げる羽目に陥る。その進路上に九内一行がいて、九内が圧倒的火力でサンドウルフを一掃したことで一目惚れした。酒場「ノマノマ」において、九内に冒険者やアイテム事情を説明したところ、九内が北の迷宮に行くことを知ったので同行を願い出る。このため、アニメ12話で伯斗とミカンとユキカゼのパーティが結成されることになった。
ミンク
声 - 桜咲千依(第1作)[6] / 鈴木みのり(第2作)[5]
Sランク冒険者。中二病気味で巨乳の僧侶。20歳。身長171cm。その禍々しい詠唱は周りから呆れられるほど痛々しい。オルガンとは凸凹コンビで、両者の雰囲気にはかなりの温度差が見てとれる。
オルガン
声 - M・A・O(第1作)[6] / 橘美來(第2作)[5]
ミンクと行動を共にするSランク冒険者。身長155cm。フードマントを羽織り、謎に包まれているが、その正体は魔人。マントの中は、ミカンに負けず劣らず露出が多い。魔王様ほどではないが相当に強く、余裕のある態度を見せる。魔人は総じて長寿なのか、実は400歳を超えている。

サタニスト

サタニスト
声 - 猪股慧士(第1作)
舞台となる聖光国に怨みを抱いている悪魔信奉主義者の宗教団体。全員黒ローブを着ており、破壊の限りを尽くす。九内も彼らの歪んだ願いによってこの世界に召喚された。各個人の戦闘力はさほどないが、奈落を展開するのと、命と引き替えに悪魔たちを召喚するなどの戦い方をする。
ユートピア
声 - 子安武人(第1作)
サタニストの教祖。
ウォーキング
声 - 辻井健吾(第1作)
ユートピアの配下。集団を率いているリーダー。神都襲撃で、「奈落」をぶちまけたことで戦況をサタニスト側優位にさせるものの、零(九内)には奈落の効果はなく逆に反撃され追い詰められてしまう。
マージ
声 - 峰健一(第1作)
集団に所属している一人。神都襲撃で、自分の命と引き替えにカーニバルを召喚した。父親は腕の良い靴職人だったが、不況の煽りから廃業に追い込まれてしまい酒に溺れ、家の中で暴れ回りマージにも度々暴力を振るうようになった。まだ若かったマージは耐え切れず父親を刺し殺して村から飛び出した。転落人生の中サタニストに拾われた。
カーミヤ
声 - 岩澤俊樹(第1作)
サタニスト達の神都襲撃の時、高級レストラン「アルテミス」において恐怖に襲われた客達を落ち着かせるために雇われたピエロ、というのは表向きで、サタニストからアルテミスで食事を楽しんでいる聖女ルナを殺害するよう依頼された暗殺者。しかし、悠を「単なる聖女の取り巻きの1人」と見てしまうなど実力は大したことがなく、実行に移す前に、悠に「手品」と称して、気づく間もない一瞬で両腕を肩から切り落とされてしまう。幸い、縫合され元通りになるが、当然のことながら、これは悠がカーミヤの正体を見破った上での脅しであり、そのまま逃亡する。
トロン
上記を参照。

悪魔

グレオール
声 - 山中真尋(第1作)
悪魔王と呼ばれる最上位悪魔。智天使が自身の命と引き替えに封印したという強大な悪魔で、封印されてもなお呪いで周辺の土地を汚染するほど。九内が召喚される数ヶ月前に自力で封印を解き、各地で暴虐の限りを尽くす。人々に生け贄を要求し、その生け贄に選ばれたうちの1人がアク。かすり傷とはいえ物理攻撃で九内に傷を負わせるなど、そこそこの実力者ではあったが、九内の敵ではなくあっさりと秒殺された。
カーニバル
声 - 福西勝也(第1作)
神都襲撃でマージが、自身の命と引き替えに召喚した中級悪魔。背中にギターを背負った道化師の格好をしておねぇ言葉で喋る。しかし、九内の敵ではなく、汚い花火として処分された。
オルイット
声 - 緑川光(第1作)
神都襲撃でサタニスト達が、自身の命と引き替えに召喚した、闇公爵と呼ばれる貴族然とした上級悪魔。聖城前でクィーンとミンクとの戦闘になり、互角以上の戦いを繰り広げる。トロンが「奈落」を展開して、キラークィーン達を弱らせたことで優位に立つが、その後に乱入した零の敵ではなく、トロンを吸血して回復した後、最後に化け物に変身して襲いかかるが、零の拳にあっさりと粉々になった。小説、漫画では「闇公爵」と書いているが、アニメでは「闇侯爵」と書いてある。変換ミスかは不明。
ハニトラ
声 - 豊田萌絵(第1作)
姉妹の下級悪魔。悪魔の中では最弱。キラー・クイーンとマーシャル・アーツに瞬殺される。

聖光国関係者

ドナ・ドナ
声 - 松平真之介(第1作)
貴族の中でも貴族長を務める大貴族。実質、聖光国を支配している1人といっても過言ではないが、九内が言うところの「毒物」且つ「無能」というべき人物。九内がラビの村を経営しようとした時、会議で九内を排除しようとしたが、アーツの反対やホワイトの判断もあって渋々見送る。
マーシャル・アーツ
声 - 内田直哉(第1作)
聖光国の戦士長、聖光国の軍事のトップ。62歳。身長180cm。この手の作品にしては良識のある人物で、会議においてドナドナが九内を排除しようとした時には反対した。クィーンからも一目おかれている。
コマンド・サンボ
声 - 塩屋翼(第1作)
退役兵士。アーツの腹心であったが、魔獣討伐で目に怪我を負い、半ば失明状態になってしまったので退役を余儀なくされた。エビフライのラビの村訪問の際に同行、桐野悠の治療によって目が治ったのでアーツのもとに戻っていった。エビフライとは憎まれ口をたたき合う仲であるが、サンボの目が治ると謝礼としてエビフライは悠にラムダ聖貨を進呈したので関係性の良さがしのばれる[注 1]
マウント・フジ
声 - 稲田徹(第1作)
キラー・クィーン側近のモヒカンで筋骨隆々な兵士。28歳。身長2m。参謀および楯、聖槌シグマの運搬役といったところが主な役目。

市井の人々

イエイ
声 - 桑谷夏子(第1作)
冒険者御用達の酒場「ノマノマ」の店長をつとめる陽気な中年女性。45歳。身長168cm。九内によれば「飯がうまい」とのこと。
ナンデン・マンネン
声 - 菊池通武(第1作)
交易都市ヤホーで美術品・骨董品を扱っている「NANDEN-MANDEN」の店主で、九内がスキルポイントで作ったアイテムを、値段を提示するのではなく、マンネンに価格を決めさせるという鑑定眼を確かめてくるようなやり口で売ってくるので高値掴みをさせられているという印象があるが、大金貨15枚(3000万)で九内から仕入れたオルゴールをオークションで大金貨42枚(8400万)で売却しているので、そこそこといったところだろう。ちなみに落札者はエビフライの姉妹のカキフライで、落とすつもりだったドナ・ドナが逆上して、暴挙に出ることとなる。
ビンゴ
声 - 興津和幸(第1作)
服飾店の店長。オネエ言葉で話す。M気質がある。

その他

モモ
声 - 久保ユリカ(第1作)[6]
ラビ村で暮らす娘。ボーイッシュな見た目で言葉や態度に少しトゲがある。語尾に“ウサ”を付けて話す。
キョン
声 - 荒浪和沙(第1作)[6]
モモと同じラビ村の娘。ロングヘアで語尾に“ピョン”を付けて話す。
エビフライ・バタフライ
声 - 斉藤貴美子(第1作)
帝都の社交界の重鎮。身長170cmぐらい。非常に恰幅が良い。貴族の間での中心人物で、九内に興味を示す。魔王の噂を知った上で接触をしてきたので、九内も「喰えない奴」という評価をした。「カキフライ」という名前の双子の妹がいるが、姉妹仲は悪い。
世間の女性同様、加齢による美貌の衰えを気にしており、九内との会食の席で肌を綺麗にする石鹸を提供されたことから、ラビの村にある魔王の温泉旅館に訪れる。温泉の効用の数々にノックアウトされて、温泉旅館に逗留することを決意した。
美に対する情熱は相当であり、敏感になっている。石鹸や温泉など、本来時間をかけて実感するものであるが、マダムはその効能を一瞬で感じ取ることができる。
なお、アニメのアイキャッチによれば肥満はバタフライ家にのみ伝わる呪いのせい。
オ・ウンゴール
声 - 山本兼平(第1作)
山賊集団の土竜(もぐら)の頭領。大野晶の上司の顔に似ている。聖女ルナが討伐にきたと思いこみルナに奇襲をかけようと企てるが、九内やルナに返り討ちにされる。
イーグル
声 - 鬼頭明里(第1作) / 野口衣織(第2作)[5]
貧民の出身のルナの幼馴染。当時6歳で、ルナと同い年。ルナは彼女を教会に迎えようとしたが、亜人だったため教会の使者(声 - 美斉津恵友)に殺処分された。そのことでルナの心に深い傷が残りモモやキョンを見るたびにイーグルを重ねている。
願いの祠の神像
声 - 斎藤千和(第1作)
「願えば、どんな願いでも叶えてくれる」という願いの祠に安置された神像。その霊験は確かで、サタニスト達が願ったことによって九内 伯斗が召喚された。禍々しい姿をしているが、当人?いわく「長きにわたる人間達の邪悪な願いがこの身を変えた」とのことで、元は白い姿であったとのこと。漫画とアニメでは外見が変わっていて、アニメ版のほうがマイルドになっている。
神像と対面した九内は帰還を望むが、神像は「召喚者の願いに背く」と拒否。九内の召喚で力を使い果たしていたため、九内に厨二病溢れる髑髏の指輪を授けて消滅した。
その正体は九内の憶測通り座天使である。
魔王の指輪(サタンリング)
声 - 黒田崇矢(第1作)
願いの祠の神像から指輪。なお、九内の指に密着しており外すことはできない。
座天使が残した最後の奇跡であり、世に混沌と破滅を齎せば、数多の願いが叶う力を持つ。
いざという時には「本物の九内 伯斗」が指輪を通して身体を支配しようとする力があるようで、九内を悪の道へ導こうとする。このことが零の登場につながった。
ヲタメガ
ライト皇国の聖勇者(ホーリーブレイブ)の1人。
「白い彗星」の異名を持つ。 部下のどこかで見たような三人は白い三連星と呼ばれている。
小太りの体型にボサボサの髪、チェックのネルシャツといった姿は九内を絶句させたが、身を削り人々のために尽くす善人。しかしその活動はチームでできる範囲に留まっており、九内の目指す国家社会の変革にはまるで届かない。本人もその無力さを噛み締めている。

現代

ショウ
GAMEのプレイヤー。
XX
GAMEのプレイヤーで大野と仲が良い。
XXX
「極東都市 魔都」のプレイヤー。GAMEには参加しなかった。
青木
42-OMGというゲーム会社に勤めている。大野が入社した時は常務だったが、その後専務になったと思われる。オ・ウンゴールと顔が似ている。

  1. ^ アニメ版では美談のように見え、治療費に2億円以上と豪勢な話に見えるが、サンボはアーツ派の重鎮で、従ってアーツに恩を売ったと考えるとキナ臭いものになってくる(漫画版ではそういう文脈である)





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