香東川 地理

香東川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 23:32 UTC 版)

地理

香川県木田郡三木町大字奥山の讃岐山脈の高仙山に発し西に流れ、高松市塩江町安原下付近で北に向きを変える。高松市香川町川東上から讃岐平野に出て、高松市新北町と高松市郷東町の境界から瀬戸内海に注ぐ。

上流域は花崗岩から成り、河岸の岩が白く際立っている。支流の内場川には内場ダムがあり、治水灌漑・生活用水を担う。香東川と内場川の合流点塩江温泉があり、中流域では高松空港の東をかすめる。

歴史

江戸時代の初頭まで香東川は、現在の高松市香川町大野あたりで2つに分かれ、分流は現在の水路、本流は一宮から室山(紫雲山)の麓を通り、現在の高松市街地を北上して高松城の西側付近で海に注いでいた。高松市街地において本流の西側の堤は渋柿地蔵(高松市中野町)や法泉寺(高松市番町)付近、東側の堤は現在の田町商店街南新町商店街付近にあり、ほぼ現在の中央通りに該当する。

当時の本流は、堆積した土砂で川底が浅くなり、雨が降る度に洪水を起こしていた為、1637年(寛永14年)、西嶋八兵衛により本流を当時の分流であった現在の水路に切り替えられた。切り替え後に残った本流の伏流水栗林公園の庭づくりに利用された[1]

流域の自治体

香川県
木田郡三木町高松市

主な支流

  • 椛川
  • 内場川(内場ダムを擁する)
  • 西谷川

流域の観光地

並行する交通

道路

脚注


  1. ^ 栗林公園の歴史 香川県観光協会公式サイト 2022年2月26日閲覧


「香東川」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「香東川」の関連用語

香東川のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



香東川のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの香東川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS