飯野町 (福島県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 13:37 UTC 版)
観光
文化財
- 和台遺跡
- 新飯野橋架け替えに伴う取り付け道路の工事の途中に東北地方南部では最大級となる、縄文時代中期末葉(約4000年前)の竪穴建物約200軒が発掘された。2006年(平成18年)7月28日、国の史跡に指定された。福島県内にある国指定の史跡としては41件目である。このため取り付け道路は当初の予定を変更しトンネルで遺跡の下を通ることになった。
- 白山遺跡
- 縄文時代中期後半の遺跡で、1957年(昭和32年)に部分的発掘調査が行われ、1960年(昭和35年)に福島県指定史跡となった。日本で初めて「複式炉」が発見され、福島県を中心に分布する複式炉文化圏の中心地と推測されている。地元有志の手で日本で初めてとなる縄文時代の復元家屋が造られている。
名所・旧跡
- 飯野堰堤公園(桜並木)
- 飯野堰堤(蓬萊ダム)は、東北振興電力(現・東北電力)が1938年(昭和13年)に蓬莱発電所送水用のダムとして造られたが、その際に町民あげての記念事業として周辺に桜、楓、梅等を植栽して飯野堰堤公園を造成した。毎年4月中旬から下旬にかけては桜の名所としてにぎわう。
- 大日岩(だいにちいわ)
- 飯野町西部を流れる阿武隈川河岸にそびえる岩場。岩の上部が大日如来像に見えることからこの名が付いた。下には百畳ほどの石の舞台がある。この流域は阿武隈川が硬い花崗岩をうがって流れているため、中流域でありながら深山渓谷のような絶景を生み出している。
- 天井滝(あまいだき)
- 飯野堰堤の下流にある滝で、干ばつのとき天の井戸に向って雨乞いをしたことから滝の名が付いたという。
- 千貫森(せんがんもり)
- 現地の別名「峠山(とうげやま)」。標高462.5mのほぼ完全な円錐形をした単独峰で、町のシンボルとなっている。巨人がタンガラ(背負い籠)の土を捨ててできたという伝説がある。近年、その形や岩が磁気を帯びていること、UFO目撃情報などから「UFOの基地ではないか」という話が広がった。町では、中腹から頂上にかけてを千貫森公園として、福島市飯野UFOふれあい館、UFOコンタクトデッキ、UFO物産館などのレクリェーション施設を整備した。
- 小峠(ことうげ)
- 千貫森の西隣にある小さい山。未だに観光開発がされていない。
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