破籠とは? わかりやすく解説

破籠

読み方:ワリゴ(warigo)

携帯用食器。またそれに入れた食物

別名 破子


破籠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/16 01:09 UTC 版)

破籠(わりご)とはヒノキなどの白木を薄くはいだ板で作られた運搬用食器の一種である。平安時代から日本で使用されていた。破子とも書く。

折り箱のような食器で、なかに仕切りがありふたがついている。ふたは一枚板かかぶせぶた、円形、四角形など様々のものが作られていた。一度使うと捨てるもので、弁当や食べ物を運ぶために使われた。

歴史

源氏物語』にも桧破籠(ひわりご)として現れており、また『和名類聚抄』にも記述されている。

御乳母、いとはなやかに装束きて、御前のもの、いろいろを尽くした る籠物、桧破籠の心ばへどもを、内にも外にも、もとの心を知らぬ ことなれば、取り散らし、何心もなきを、「いと心苦しうまばゆきわざ なりや」と思す。

紫式部, 源氏物語第36帖『柏木』

現代でも小豆島の農村歌舞伎などで、わりご弁当という形で残っている。

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「破籠」の関連用語

1
100% |||||

2
デジタル大辞泉
34% |||||

3
6% |||||

4
4% |||||

5
4% |||||


破籠のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



破籠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの破籠 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS