清麗戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 15:45 UTC 版)
過去の方式
第1期
予選・本戦トーナメントで清麗を争う。本戦の決勝進出者2名で五番勝負を行い、勝者が第1期清麗となった(里見香奈が第1期清麗)。
予選
予選は女流棋士全員が参加するダブルイリミネーショントーナメント方式[3]。成績が同じ勝敗数同士の者が対戦することを繰り返し、2敗した者から敗退していき、通算で6勝した者が通過する[2]。(便宜的に下表は同じ勝敗の者を1つの枠で表しているが、実際には2回戦から6回戦まで、対戦前の星取りが全く同じ者同士(全勝同士、1敗の同回戦敗者同士)が対戦するので、実質的に第2期以降と同じである。)
総数62名 ⇒ A 32名[30名+不戦2名]/B 30名 | ||||||||
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1回戦 | (A)1勝0敗 : 32名 ⇒ C/D 各16名 | (B)0勝1敗 : 30名 ⇒ D 16名[14名+不戦2名]/敗退 14名 | ||||||
2回戦 | (C)2勝0敗 : 16名 ⇒ E/F 各8名 | (D)1勝1敗 : 32名 ⇒ F 16名/敗退 16名 |
0勝2敗
14名 敗退 | |||||
3回戦 | (E)3勝0敗 : 8名 ⇒ G/H 各4名 | (F)2勝1敗 : 24名 ⇒ H 12名/敗退 12名 |
1勝2敗
16名 敗退 |
- | ||||
4回戦 | (G)4勝0敗 : 4名 ⇒ I/J 各2名 | (H)3勝1敗 : 16名 ⇒ J 8名/敗退 8名 |
2勝2敗
12名 敗退 |
- | ||||
5回戦 | (I)5勝0敗 : 2名 ⇒ K/L 各1名 | (J)4勝1敗 : 10名 ⇒ L 5名/敗退 5名 |
3勝2敗
8名 敗退 |
- | ||||
6回戦 | (K)6勝0敗
1名 本戦へ |
(L)5勝1敗 : 6名 ⇒ M 3名/敗退 3名 |
4勝2敗
5名 敗退 |
- | ||||
7回戦 | - | (M)6勝1敗
3名 本戦へ |
5勝2敗
3名 敗退 |
- | ||||
- | 本戦出場(6勝) | 敗退(2敗) |
出場女流棋士62名に1-64の番号が割り与えられ(32、64は空き番)、勝敗とその番号に基づいて各回戦の組み合わせが決められる。
1回戦から5回戦は、若い番号から順にそれぞれグループ分けされる。グループ分けは、1回戦では2名ずつ、2回戦では4名ずつ、3回戦では8名ずつ、4回戦では16名ずつ、5回戦では32名ずつとなる(空き番の32番、64番も1名としてカウント)。各回戦の各グループにおいては全勝同士、1敗の同回戦敗者同士でそれぞれ対局が組まれる。1回戦、2回戦では、対局相手が空き番(32、64)になる者は不戦勝として1勝がカウントされる(1回戦では第1シードとして当時のタイトル保持者である渡部愛(31番)と里見香奈(63番)が該当)。6回戦はグループ分けをせずに同様に対局が組まれる。7回戦は5勝1敗の6名が3組に分かれて対局する(組み合わせ確定方法は不明)。
本戦
予選を勝ち抜いた4人が出場。2組に分かれ対局し、それぞれの勝者が五番勝負に進出[2]。持ち時間は3時間(チェスクロック方式)[1]。
五番勝負
本戦の勝者2人が五番勝負を行い、勝者が第1期清麗となる[2]。持ち時間は4時間(チェスクロック方式)[1]。
注釈
出典
- ^ a b c d “女流新棋戦「ヒューリック杯清麗戦」が誕生”. 日本将棋連盟 (2018年12月12日). 2018年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “7個目の女流棋戦を新設、過去最高の賞金700万円”. 日刊スポーツ (2018年12月12日). 2018年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月13日閲覧。
- ^ a b c d “女流将棋界に新タイトル戦「清麗戦」誕生 7大タイトル戦に”. スポーツ報知 (2018年12月12日). 2018年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月13日閲覧。
- ^ a b 『産経新聞』(東京本社)2018年12月13日付朝刊、14版、24面「社会」。
- ^ 女流新棋戦創設と主催者交代について https://www.shogi.or.jp/news/2020/10/post_1954.html
- ^ “第2期ヒューリック杯清麗戦(予選)”. 日本将棋連盟. 2019年10月5日閲覧。
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