海南省
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 00:57 UTC 版)
民族
漢民族が大部分を占めるが、リー族(黎族)が117.2万人、ミャオ族(苗族)が6.1万人、チワン族(壮族)が5万人、回族が8,372人と続く。
言語
閩南語の一種である海南語を話す。この他に広東語の一種である儋州話、邁話、蜑家話と客家語、北方方言に属する軍話などの中国語の方言も話されている。
タイ語系のリー語、オンベ語(臨高話)、モー語(村話)、他にミャオ語、チワン語、回輝語の話者も少なくない。
軍事
海南島最南端の三亜市域内に、中国海軍の楡林海軍基地と新設龍坡海軍基地(潜水艦用)がある。省の北東部の文昌市には軍とも関係した大型ロケット発射場、文昌衛星発射場がある。
海南島事件 - 2001年4月1日、海南島周辺上空で米海軍EP-3E電子偵察機が中国軍の殲撃8II戦闘機と空中接触し、中国軍機は墜落、米軍機は救助信号を発して海南島の飛行場に緊急着陸した。
交通
道路には、東回りのG223国道、中央部を通るG224国道、西廻りのG225国道が北の海口市と南の三亜市を結んで、整備されている。また2011年に、海南環島高速道路が全島を廻る環状線として全線完成している。
鉄道は、大日本帝国海軍が第二次世界大戦中に作った西廻りの狭軌鉄道に沿って、標準軌鉄道で海南西環線を2005年に東方市経由の全線完成した。その後高速鉄道の東回り海南東環高速鉄道(2010開業)、西周りの海南西環高速鉄道(2015年開業)もできた。
航空には、海口美蘭国際空港、琼海博鰲博鳌空港などがある。
海路には、海口秀英港、楡林港(三亜市:民間と軍事)などがある。
教育
- 海南大学(海口市)
- 海南師範大学(海口市)
- 海南医学院(海口市)
- 瓊台師範学院(海口市)
- 三亜学院(三亜市)民弁本科
- 海口経済学院(海口市)民弁本科
- 海南熱帯海洋学院(三亜市)
- ^ 周 俊 (2017). “海南島作戦をめぐる日本海軍の戦略認識 : 南進問題か対英問題か”. アジア太平洋研究科論集.
- ^ 海南島政府観光局公式サイト
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