水素自動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 05:43 UTC 版)
- 既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンを改良した水素燃料エンジンで水素を直接燃焼させ運動エネルギーを得る内燃機関車
- 水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する燃料電池を搭載し、モーターで走行する自動車(水素燃料電池車)
上記の2つに大別できるが、後者は燃料電池自動車として別枠で扱うことが一般的で、本記事では前者について述べる。
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素や、大気汚染の原因となる窒素酸化物を出さない自動車として、近年世界では電気自動車の普及が盛んだが、これらを排出しない自動車の一つとして水素自動車もあげられる。水素自動車は既存の内燃機関の技術を使えるメリットがあり、水素の取り扱いに関しても、すでに市販されている水素燃料電池車と共有できることから、近年普及が望まれている。また、電気自動車が普及し始めている現在、環境にやさしく内燃機関独特の走行感も味わえる自動車として、電気自動車とは違ったマーケットを形成できるとも言われている。
- ^ 講談社ブルーバックス (B-489)「エンジンの再発見―水素自動車への挑戦」
- ^ 1970年代の水素エンジン車復元 スズキ、20日から展示|静岡新聞アットエス
- ^ a b c “日本自動車博物館に、本学が開発した水素自動車2台が展示されています(1/20~3/20)”. 東京都市大学. 2020年5月2日閲覧。
- ^ 東京都市大学水素燃料エンジンバスの公道走行を実現
- ^ “水素自動車”. 株式会社フラットフィールド. 2020年5月2日閲覧。
- ^ “How Stuff Works: BMW H2R”. 2015年11月5日閲覧。
- ^ 水素自動車はもはや未来ではなく現実なのか!水素ハイブリッドのスポーツカー売ります アスキー、2008年06月12日
- ^ 『トヨタ、モータースポーツを通じた「水素エンジン」技術開発に挑戦』(プレスリリース)トヨタ自動車、2021年4月22日 。2021年4月22日閲覧。
- ^ 水素カローラはGRヤリス超えの300馬力を実現するのか? 佐藤恒治TGRプレジデントは「300馬力はがんばりますよ。がんばります!!」
- ^ ACOピエール・フィヨン会長が富士で水素エンジンを積むカローラ・クロスH2コンセプトに試乗
- ^ Time To Come Clean About Hydrogen Fuel Cell Vehicles CleanTechnica.com、2014年6月4日
- ^ 「公道を走り始めた水素自動車 ロータリーエンジン車で実験」十見百聞著 電学誌 116巻4号 1996年
- ^ 「水素をエネルギーとして安全に使いこなすには」岡野一清著 化学と教育 59巻1号 2011年
- ^ 燃焼範囲
- ^ 爆発限界
水素自動車と同じ種類の言葉
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