楠ジャンクション 概要

楠ジャンクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 04:30 UTC 版)

概要

以下の高速道路を接続する四叉分岐のジャンクションである(図-1)。

東西方向に名二環(東方が名古屋南JCT、西方が名古屋西JCT)、北方向に名古屋高速道路が施設されており、名古屋市街地へ向かう1号楠線が南方向、小牧へ向かう11号小牧線が北方向である。

当JCTはこれらの路線を相互に連絡するものである。名二環の勝川IC-清洲東IC間開通に伴い、1991年に設置された[2][4]

線形と特徴

当JCTの平面図を図-1に示す。本線ランプともに箱桁橋をはじめとする高架構造である[5]。比較的市街化が進んだ地域に設けられたジャンクションであり、日本道路公団(現・中日本高速道路株式会社)の施設のある北西側に構造物を集中させた結果、変則的な対向ループ型のランプ配置となった。合流・分流も複雑で、ランプの縦断勾配も上り・下りの変化が激しい。

また、名古屋第二環状自動車道の南側には、東海交通事業城北線が高架で併走しており、交差するランプは高架でこれを越えている。更に、名古屋第二環状自動車道は、国道302号、名古屋高速道路は国道41号直上に設けられており、国道が交わる大我麻町交差点も立体交差しているなど、一帯は多層の立体交差構造となっている。

上方向が名古屋高速11号小牧線、下方向が名古屋高速1号楠線、左右方向が名古屋第二環状自動車道(名二環)。名二環と並行するのは東海交通事業城北線。
出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)

併設インターチェンジ

ジャンクションであることから一般道路とのアクセスはないが、付近には以下のインターチェンジが併設されている。

  • 楠IC : 名古屋第二環状自動車道名古屋南JCT方面(東方)のみの片方向出入口。国道302号と接続。
  • 楠出入口 : 名古屋高速1号楠線の出入口。南方のみの片方向出入口。国道41号と接続。

いずれも片方向のみの出入口であり、名古屋第二環状自動車道西方とのアクセスは山田東IC(出口のみ。約1.5km西)及び山田西IC(入口のみ。約2.5km西)にて可能である。また、名古屋高速11号小牧線とのアクセスは、約1km北の豊山南出入口で可能。


  1. ^ a b c d ETC利用可能エリアと料金所番号(中部・北陸)”. NEXCO東日本. 2015年9月10日閲覧。
  2. ^ a b c イカロス出版 2011, pp. 34–35.
  3. ^ 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会 2012, pp. 351.
  4. ^ a b 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会 2012, pp. 462.
  5. ^ 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会 2012, pp. 92.
  6. ^ “東名阪 勝川 - 清洲東 華やかに開通 高速2号と接続”. 中日新聞: pp. 1. (1991-3-19夕刊) 
  7. ^ a b 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会 2012, pp. 463.
  8. ^ 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会 2012, pp. 465.
  9. ^ 『名古屋高速道路案内地図 Access Guide Map』名古屋高速道路公社経営企画部、平成27年6月版 および裏面の「名古屋高速道路案内図」(入口番号、路線名、距離、出入口方向等を記載)
  10. ^ a b 料金所ナビまっぷ 東名阪道・名二環・伊勢道・紀勢道” (PDF). NEXCO中日本. 2015年9月5日閲覧。






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