柿本多映 柿本多映の概要

柿本多映

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 01:49 UTC 版)

経歴

滋賀県大津市に生まれる[2]。実家は天台宗総本山園城寺(三井寺)[3]。1947年、京都女子専門学校(現・京都女子大学)卒業[3]。当初は短歌に携わるが、1951年の結婚を機に作歌から遠ざかる。1976年、西武百貨店大津俳句教室にて句作を開始。1977年、赤尾兜子の「渦」入会。1981年に兜子が没してのちは橋閒石桂信子に師事[2]。「草苑」「白燕」「犀」同人を経て、現在は無所属[4]。渦賞、滋賀県出版文化賞、現代俳句協会賞(1988年)、草苑賞、桂信子賞(2013年)、詩歌文学館賞(2014年)、現代俳句大賞(2017年)、蛇笏賞(2020年)、第65回毎日芸術賞などを受賞[2][3][5]。句集に『夢谷』『蝶日』『花石』『仮生』など7冊。エッセイ集に『時の襞から』『季の時空へ』がある。現代俳句協会会員、日本ペンクラブ会員[2]日本現代詩歌文学館評議員[2]

著書

  • 『蝶日』富士見書房 1989
  • 『柿本多映句集』ふらんす堂 現代俳句文庫 1993
  • 『花石』深夜叢書社 1995
  • 『白體』花神社 花神俳人選 1998
  • 『時の襞から』深夜叢書社 2000
  • 『肅祭』思潮社 2004
  • 『季の時空へ エッセイ』文學の森 2011
  • 『ステップ・アップ 柿本多映の俳句入門』文學の森 2011
  • 『仮生』現代俳句協会 現代俳句コレクション 2013
  • 『夢谷 第一句集』東京四季出版 俳句四季文庫 2013
  • 『柿本多映俳句集成』深夜叢書社 2019

参考文献

  • 金子兜太編 『現代の俳人101』 新書館、2004年、160-161頁。



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