村上興匡 来歴

村上興匡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 08:52 UTC 版)

来歴

  • 1984年東京大学教養学部卒業。
  • 2003年4月、大正大学人間学部仏教学科の非常勤講師。
  • 2006年9月、東京大学 文学博士 論文の題は「近代的葬祭慣習の成立と意識変化 : 死の個人化に関する社会史的研究 」[5]
  • 2008年4月から2013年3月までは、大正大学人間学部の教員。
  • 2014年現在は、大正大学文学部人文学科の教授。[6]

発言・思想

  • 僧侶という職業について、「周りの人は、僧侶という職業をからかいの対象として思っている節があるような気がします。一方で、僧侶がいなくては困るという感じも持っている」と述べている。[7]
  • 東京大学で10年間助手を務めていた際、学生に対し、「大学院に行くということは極道の世界なんだ。道を極めると書いて極道と読む」「親兄弟を泣かせる職業だということを頭にいれとけ。まっとうな人は学者にならない方がよい」と語っていたという。[7]
  • 学者の養成について、「学者にとって何が大事かと言うと、オリジナリティーを磨くことです。オリジナリティーを磨くためには、自分自身で勉強しなければならない。教えすぎるとろくでもない学者にしかならない。本当に独創的で外でも使える学者を育てるにはあまり教えてはならない」という持論を述べている。[7]

所属学会

担当経験のある科目

  • いのちの倫理(大正大学
  • 人と文化をつくる宗教(大正大学)
  • いのちの教育を考える(大正大学)
  • 現代の人間関係を考える(大正大学)
  • 生活のなかの宗教(大正大学)
  • 民俗学(大正大学)
  • 東と西の思想史(大正大学)
  • 宗教科教育法(大正大学)

著作

共編著

  • 『現代日本の宗教事情〈国内編I〉 (いま宗教に向きあう 第1巻)』堀江宗正責任編集 岩波書店 2018 ※第1章「個人化する葬送──墓と寺の後継者問題」の執筆担当
  • 『慰霊の系譜―死者を記憶する共同体』西村明共著 森話社 2013
  • 『社葬の経営人類学』中牧弘允、山田慎也、廣山謙介、三井泉、出口竜也、住原則也、日置弘一郎、前田啓治、野口智子、安達義弘共著 東方出版 1999
  • 『葬祭仏教 その歴史と現代的課題』伊藤唯真、池見澄隆、神居文彰、藤井正雄松濤弘道大村英昭、鷲見定信、阿波昌、高橋弘次、佐藤良文、広瀬卓爾、伊藤真宏共著 ノンブル社 1997



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