月曜ミステリー劇場 概要

月曜ミステリー劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 23:27 UTC 版)

概要

歴史

元々、これ以前にもTBSではサスペンス路線の番組を1982年4月から放送していた。

  • 最初は1982年4月 - 1984年9月まで放送した毎週土曜日21:02 - 22:54の「ザ・サスペンス」。
  • 1984年10月 - 1985年3月まで毎週水曜日21:02 - 22:23放送の「恋はミステリー劇場」。
  • 1985年4月 - 1987年9月まで毎週水曜日21:02 - 22:54放送の「水曜ドラマスペシャル」(1986年3月までは- 22:23までの放送)。
  • 1987年10月の報道枠設置で半年間のインターバルを挟んで1988年4月 - 1989年9月までの「土曜ドラマスペシャル」[注 1]

そして、この月曜日の枠は以前から「月曜ロードショー」という映画(主として海外洋画)の枠を編成していたが、1987年10月から22:00 - 22:54に報道枠を設けたため、一旦21:00 - 21:54の枠で連続ドラマを放送していた。

その後1989年9月で報道枠が23:00からに移動したのに伴って、「月曜ドラマスペシャル」として2時間枠のドラマをスタートさせた。形式的には「土曜ドラマスペシャル」を事実上系譜した形でのスタートとなり、2001年4月から「月曜ミステリー劇場」に改題し、ミステリー・サスペンスものを重点的に放送するようになった。

2006年4月以降はミステリー・サスペンスに捉われない多ジャンルの2時間ドラマ(結局最終的にはほぼミステリー・サスペンスものに落ち着く)と映画を交互に放送する「月曜ゴールデン」に衣替えし、「月ミス」としては同年3月20日放送分で幕を下ろした。

番組の特徴

日本で放送されているドラマ番組の中では、唯一提供クレジットの前半・後半パート入れ替えのアナウンスはない(この流れは1999年4月以後の「月曜ドラマスペシャル」からの引継ぎ)[注 2]。代わりにCMとCMの間に入る15秒程度のあらすじの部分のみに入っていて、本編中には一切表示されない。これは後番組の「月曜ゴールデン」でも続いているが、現在はあらすじの部分がないため、前半パート終了時を1回目のローカルCMに入る直前に、後半パートを2回目のローカルCM終了直後にそれぞれ本編作品中に挿入している(番組開始、終了時にはアナウンスがあり、地上波の再放送やBS-TBSの放送では提供クレジット表示なしで前半・後半パート入れ替え時のあらすじ部分がそのまま放送されるがカットされる場合もある。TBSチャンネルでは前半・後半パート入れ替え時のあらすじ部分はCMも含めてカットされている)。但し、年1、2回程度1社単独提供(途中入れ替えなし)のスペシャルドラマが放送されることがある。

オープニングは番組タイトルが水中に沈んでいく映像が使われており、番組タイトルとして終了した現在でも地上波・衛星波の再放送で当時のBGMとともに見ることができる(当初は4:3SD収録だったが、後に16:9HD収録も行なわれた)。そのため再放送も「月曜ミステリー劇場」のタイトルのままで放送される(後番組の「月曜ゴールデン」の再放送も同様)。オープニングテーマの作曲は武部聡志

各地での放送事情

  • 宮崎県では宮崎放送(MRT)がこの番組を同時ネット放送している裏で、クロスネット局テレビ宮崎テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」を2日遅れで時差放送する「月曜ワイド劇場」を行っていることから、サスペンス番組で視聴率争いを繰り広げているほどであった。
    後番組の「月曜ゴールデン」では一時期、2006年4月以降はサスペンス枠は月1、2回程度となっていたため、新作のサスペンスドラマ番組同士の競合は少なくなっていたが、その後2012年9月までは再びほぼ毎週のように新作のサスペンス番組同士で競合が続いていた。
    2012年10月からは「月曜ワイド劇場」が原則として新作と再放送を週替わり編成で放送することになったため、新作同士での競合は月2回見られる程度となったが、それでも宮崎県では「月曜ドラマスペシャル」開始時代の1989年10月から現在に至るまでプライムタイム枠による2時間サスペンスドラマ番組同士の競合は続いている。
  • 秋田県ではフジテレビ系列の秋田テレビが、約1ヵ月遅れで「日曜ワイド劇場」として日曜午後1時に放送していたが、2005年4月から『ウチくる!?』が10分延長放送されるようになり、また3時から放送している『スーパー競馬』のリアルタイム放送を考え、1時10分からCMを削る形で時差ネットをしている。

  1. ^ 「土曜ドラマスペシャル」終了後の土曜日22:00 - 23:54の枠はサスペンスを排除し、「ドラマ23」(報道枠設置に伴い23:00-23:28に放送された帯ドラマシリーズ)を継承した「ドラマチック22」が1989年10月 - 1991年3月の期間に放映されたが、『ブロードキャスター』のスタートにより廃枠となった。
  2. ^ 2006年4月以降はテレビ朝日系列の木曜ミステリーも同様だが、こちらは本編中に入れ替えの提供クレジット出している。但し、一部地域の時差ネットや再放送の場合は除く。





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