日本音楽コンクール
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審査・部門
本コンクールは、予選会と本選会からなる。演奏部門は2回(ピアノ・ヴァイオリン部門のみ3回)にわたる公開の予選を行い、各部門ごとに本選出場者を決定する。一方、作曲部門の予選は楽譜によって非公開の審査が行われ、本選会への出場者が決定し、本選会において実演奏が行われ、優勝者を選定する方法であったが、第87回(2018年)より応募作品を演奏せずに本選も非公開の譜面審査のみで選定する方法に改められた(入賞した作品のみ後日演奏して収録し、NHKで放送)。
本コンクールの審査部門には、毎年審査対象となる部門(4部門)と3年に1度審査対象となる部門(6部門)がある。
- 毎年審査対象となる部門
部門 本選会審査 ピアノ ピアノと管弦楽のための作品を指定された曲から選択する。 ヴァイオリン ヴァイオリンと管弦楽のための作品で指定された曲から選択する。 声楽 日本歌曲を必ず含む2カ国語以上の曲を自由に選択し(曲数制限なし)、15分間にまとめる。 作曲 演奏時間20分以内の未発表の作品。奇数年に室内楽、偶数年にオーケストラ作品。
- 3年に1度審査対象となる部門
- ※上記A、B、Cの各組が順に審査対象となる(第77回(2008年)は「B:チェロ、ホルン」が審査対象)。
尚、演奏部門については、本選会課題曲は年度により「複数から選択」もしくは「1曲指定」の違いがあるため注意されたい。また、かつて第51回大会でサクソフォン部門が開催された。
- ^ “楽壇最高の登竜門として知られている「日本音楽コンクール」の開催は、すでに80回を超えている。”. oncon.mainichi-classic.jp. 毎日クラシック. 2019年12月30日閲覧。
- ^ “開催日および会場”. oncon.mainichi-classic.net. oncon.mainichi-classic.net. 2023年4月12日閲覧。
- ^ 東京日日・大阪毎日の主催に移る『東京日日新聞』(昭和12年1月11日)『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p58 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 初の文部大臣賞に十三歳の辻久子『東京日日新聞』(昭和13年11月21日)『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p59
固有名詞の分類
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