文芸選評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 09:26 UTC 版)
概要
NHKラジオセンター宛てに寄せられた俳句・短歌(・過去に川柳・どどいつも)の投稿作品に対し、入選したものについて選者がパーソナリティーとトークしながら講評していく番組である。時には投稿者本人に電話でつないで、作品についてたずねることもある。
土曜日11時台に生放送。2006年度のみ1時間繰り上げて、10時台に放送した。
出演者
パーソナリティー
過去
2018年度までは、歌の日曜散歩と兼任していた。
- 両名とも1997年4月-2013年3月まで
- 金井直己
- 松本慶子
- 両名とも2013年4月-2017年4月まで
- 両名とも2017年4月-2020年3月まで
選者
2020年度、即ち石井かおるがパーソナリティーに就任して以後は原則として回ごとに選者が変わるようになった。
過去の選者
2019年度までは選者は固定されていた。
- 俳句(自由題):鈴木章和
- 俳句(兼題):西村和子
- 短歌:篠弘
- 川柳:安藤波瑠(あんどう はる、奇数月)、大木俊秀(おおき としひで、偶数月)
- どどいつ:中道風迅洞(なかみち ふうじんどう、2011年4月没)没後は筏丸けいこが代役を務めた。
2023年10月現在の放送体裁
2020年度、即ち石井かおるがパーソナリティーに就任して以後は、原則として短歌と俳句を交互に放送するようになり、毎回それぞれに予めお題を募る兼題で募集するようになった。
それ以前は原則として
- 第1・2週:俳句(テーマは第1週が自由題、第2週は兼題。2012年4月14日から兼題による投稿を放送)
- 第3週:短歌(テーマは自由題)
- 第4週:川柳(テーマは兼題)
- 第5週:特別編(後述)
というスタイルであった。また、2012年3月10日までは第2週に折句の都都逸を募る「おりこみどどいつ」のコーナーがあった。
川柳の例題
- 肉親が ホシになりぬる ヤマ多し
- 骨切るも カメラ放さぬ ど根性
- 上手く読み 読み上げられる にくい人
おりこみどどいつの例題
- 優しさプラス 気立てもよくて 愛しさまでも もつ女
- お題(ちかみち)
- 力自慢で
- かばんを持って
- みんなを行かせて
- 遅刻した
5週ある時の最終週
2019年度まで、カレンダーの関係で、閏年にならない年の2月以外の月初め(1・2日、およびその月が31日まである場合の3日)と重なる曜日は5週あるため、その場合の第5週は、公開収録で行った時の企画ものなどが放送された。まれに第1週に行うことがあり、その場合は通常の放送を1週ずつずらす場合もあった。なお1月が最初の3が日となる場合は下述のとおり特別篇となるため、必ず通常版は第2週以後に繰り下げとなる。2020年度からは隔週で俳句と短歌を交互に放送するスケジュールになったことや、公開収録・生放送が休止になったため第5週目も通常のスタジオからの生放送が行われている。
応募規定
- 2019年度までははがきのみだったが、2020年度からメール投稿も可能となった。
- 1枚のはがき(それぞれジャンル別に投函)で3作品までを裏面に(メールは1回の応募につき1作品のみをメール送信フォームに)書き、そこに住所・氏名(筆名(ペンネーム・ハンドル名)でも可)・郵便番号・電話番号を添える(住所と氏名には必ずルビを振る)
- 未発表に限る
- 郵送は放送予定の10日前(放送前週水曜)必着、メールフォームからの場合は放送予定の5日前一杯(放送週の月曜・日本時間23:59)までに送る。
- 優秀作品は一部を抜粋し、放送から1か月後の『NHKウイークリーステラ』(NHKサービスセンター刊)に、また俳句は『NHK俳句』・短歌は『NHK短歌』のそれぞれのテレビテキスト(NHK出版刊)にもそれぞれ転載して紹介する。また一部を『ひるのいこい』で紹介する場合もある。
注釈
- ^ NHKラジオの出演は『つながるラジオ』以来5年ぶり
- ^ 2011年7月23日、2012年7月30日は10時台まで電話相談を放送したあと「川柳」のコーナーを通常通り放送した
- ^ 「夏休み子ども科学電話相談」の土曜日の放送が行われないために、その代替企画として開催される(参加対象は電話相談と同じく小学生・中学生)。なお全国高等学校野球選手権大会の開催期間中はその中継を優先するため「子ども川柳」は(雨天中止であった場合でも)開催せず、雨天中止時はこの場合でもアンコールセレクションとなるが、2014年8月23日の放送は高校野球の順延日程に対応するため、同年5月31日に放送された本番組の特集・「西村和子の俳句教室」を再放送した。
- ^ 高校野球が雨天中止などにより2試合以上開催される場合は日程変更予定だったが、日程通りに消化したためこの日に放送された
出典
- ^ NHK | R1 [ラジオ第1]夏休み子ども川柳, 最終閲覧日:2013年7月7日
- ^ 夏休み子ども文芸
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