妲己のお百
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 20:03 UTC 版)
妲己のお百(だっきのおひゃく)とは、江戸時代の宝暦年間にいたとされる日本最大の悪女と評される女性である。妲己のお百は、歌舞伎・小説・講談・映画・落語の題材として何度も扱われている。
- ^ 『秋田杉直物語』には著名がないが、馬場文耕の『頃日全書』(『未刊随筆百種』収録)の序に「往年、厳秘、要秘の両禄密秘より、武野俗談、江戸著聞集、秋田すぎ等の珍談を数編撰みて、今世に専ら流布す」とあることによる。このことは、三田村鳶魚が『列侯深秘録』(国書刊行会)で指摘している
- ^ a b 奥武則『スキャンダルの明治:国民を創るためのレッスン』 筑摩書房 <ちくま新書> 1997年 ISBN 4-480-05695-5 pp.61-64.
- ^ 『善悪両面児手柏』の番付の語り
- ^ 1887年(明治元年)から1893年(明治7年)にかけて、2世為永春水の長編草双紙として板行」された20冊の本。挿絵は2代目歌川国貞。紅英堂発行。これも、桃川如燕のネタとなった。出羽の芦田家のお家騒動とお百をからめている。
- ^ 『硝子戸の中』二十七
- ^ 『列藩騒動録』5.秋田騒動
- ^ [「実録小説では、すばらしい毒婦的な活動をしているが、実際は秋田藩のお家騒動の渦巻の中の一片の花びら程の淫婦的な存在でもなかったのであるから、仰々しくお百の毒婦ぶりを述べる程のこともない。」同書94ページより。
- 1 妲己のお百とは
- 2 妲己のお百の概要
- 3 歌舞伎
- 4 脚注
- 妲己のお百のページへのリンク