奇異雑談集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 05:27 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている[5]。
注・出典
参考文献
- 高田衛編・校注 『江戸怪談集 上』 岩波文庫 岩波書店、1989年 ISBN 4-00-302571-7 (本文は抄録)
- 朝倉治彦, 深沢秋男編 『仮名草子集成』第21巻 東京堂出版、 1998年 ISBN 4-490-30519-2
- 吉田幸一編 『近世怪異小説』 古典文庫、 1955年
関連項目
- ^ 冨士昭雄『奇異雑談集の成立』(『駒澤國文』9号、1972年5月 )10-20頁pdf
- ^ 高田衛 編・校注 『江戸怪談集 上』(岩波書店、1989年) 369-397頁 ISBN 4-00-302571-7
- ^ 冨士昭雄、ふじあきお、1931年生 駒澤大学 名誉教授。日本近世文学。
- ^ 『奇異雑談集の成立』、p.19 。
- ^ 例えば『剪灯新話』から3作、「姉の魂魄妹の体をかり夫に契りし事」は「金鳳釵記」の、「女人死後男を棺の内へ引込ころす事」は「牡丹燈記」の、「弓馬の徳によって申陽洞に行三女をつれ帰り妻として栄花を致せし事」は「申陽洞記」の翻訳である。出典:飯塚朗 他 訳 『剪燈新話、剪燈余話、西湖佳話(抄)、棠陰比事』 1969年 平凡社 中国古典文学大系 39 p.491、ISBN 9784582312393 。
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