人型のもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:49 UTC 版)
江戸時代の黄表紙『妖怪仕内評判記』(ばけものしうちひょうばんき)にも野槌が登場するが、こちらはのっぺらぼうのように目鼻のない人型の化け物で、頭の上の大きな口で物を食べる姿として描かれている。この姿かたちは『奇異雑談集』の「人の面に目鼻なくして口頂の上にありてものをくふ事」に描かれている、目鼻がなく口のみある「不思議の人」の図像を借用したもので、口のみが器官としてもつとされる野槌にあわせて取られたものであると見られる。
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