大阪府第19区 大阪府第19区の概要

大阪府第19区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 06:51 UTC 版)

大阪府第19区
行政区域 貝塚市泉佐野市泉南市阪南市泉南郡
(2022年12月28日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
選出議員 伊東信久
有権者数 30万3724人
1.324 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2022年9月1日)
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区域

1994年平成6年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]

歴史

中選挙区制度時代は旧5区に属していた。

大阪府を含む近畿地方において、連立を組む公明党との選挙協力により候補を擁立していない選挙区を除き、自由民主党の公認候補が小選挙区で当選したことがない唯一の選挙区である。

小選挙区制度移行初となる1996年第41回衆議院議員総選挙では、新進党が擁立した松浪健四郎が当選。続く2000年第42回衆議院議員総選挙で、松浪は保守党へ移り同党の公認を得て選挙戦に臨み、再選された。

しかし、第43回衆議院議員総選挙では民主党の新人である長安豊が小選挙区で初当選。松浪は保守新党の公認候補として選挙に臨んだが、党は各比例ブロックに候補を擁立しなかったため、議席を失った。大阪府南部での民主党公認候補の小選挙区当選は17区西村眞悟以外に例がなかった。長安はその後、郵政民営化が争点になった2005年第44回衆議院議員総選挙および政権交代が争点になった2009年第45回衆議院議員総選挙でも当選した。

しかし、2012年第46回衆議院議員総選挙では、日本維新の会が新人の丸山穂高を擁立。自民党も元参議院議員で同党の参議院幹事長も務めた谷川秀善の次男・とむ(與秀)が立候補し、長安との三つ巴となったが、大阪府下を中心に吹いた日本維新の会への追い風に乗る形で丸山が小選挙区で当選。長安、谷川ともに重複立候補していた比例近畿ブロックでも議席に届かず、落選した。

2014年第47回衆議院議員総選挙でも、丸山が小選挙区で再選。接戦で敗れた谷川は比例復活で初当選を果たした。一方、長安は得票数、得票率ともに前回よりさらに落とし、比例復活もできず落選した。2017年第48回衆議院議員総選挙では、民進党希望の党への合流並びに日本維新の会との間で大阪府下の小選挙区に候補者を擁立しない協力を受けて、民進党から希望の党に移籍した長安は兵庫県第11区へ国替え出馬となった。前回の候補者のうち長安以外の3人での争いとなり、丸山が谷川に約8900票の差をつけて3選を果たした。

2021年第49回衆議院議員総選挙では、2019年に訪問先の北方領土で不適切な発言をして日本維新の会から除名処分を受け、NHKから国民を守る党(現・NHK党)に移籍した丸山が不出馬、日本維新の会は代わって2017年まで大阪府第11区から立候補していた伊東信久を擁立、谷川とこの選挙区に戻った長安と三つ巴となった。結果は伊東が谷川を約16000票の差で制した。本選挙では、大阪府内の選挙区にて自民党は日本維新の会に全敗したが、谷川は比例近畿ブロックにおける自民獲得議席の最後で比例復活を果たし、大阪13区で比例復活した宗清皇一と比例単独2位に登録されて当選した柳本顕の2人と共に議席を守った。

小選挙区選出議員

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 松浪健四郎 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 保守党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 長安豊 民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年
第46回衆議院議員総選挙 2012年 丸山穂高 日本維新の会
第47回衆議院議員総選挙 2014年 維新の党
第48回衆議院議員総選挙 2017年 日本維新の会
第49回衆議院議員総選挙 2021年 伊東信久

  1. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月2日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
  2. ^ 大阪府”. 総務省. 2023年1月9日閲覧。


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