夢を与える
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 22:29 UTC 版)
登場人物
- 夕子(ゆうこ)
- 主人公。幼児期から美少女と呼ばれ、母・幹子の薦めで芸能界で活動している。幹子を「お母さん」、冬馬を「パパ」と呼ぶ。
- しかし性格は芸能人としては必ずしも向いていないガラスのハートの持ち主であり、世間の見る目や家族関係に疲弊していく。
- 最後にはスキャンダルの渦中心身ともにやつれて入院してしまい、復帰の意志(およびマスコミが推測する復帰の可能性)は完全にない形で終わっている。
- 幹子(みきこ)
- 夕子の母。
- 激情的な性格の持ち主で、過去冬馬との破局の危機に立たされた時に夕子を身籠もらせ、彼を引き留めた。
- ステージママとしてマネージャー業もやっているが、夕子本人の弱音を受け入れず、彼女や周囲の人間に対して時に強引に出る部分も見られる。
- 結婚後冬馬とは娘の芸能活動に躍起になっていくうちに冷めた関係になっていき、別居に至る。
- 冬馬(とうま、トーマ)
- 夕子の父。日本人の父とフランス人の母の子。激情的な幹子とは対照的に温厚な性格だが、どこか冷めたところがある。
- 夕子の芸能活動に関しては長く続けることを望んでおらず、普通の女性として生きてほしい願望があった。
- 沖島(おきじま)
- 夕子のマネージャー。芸能事務所に所属している。
- 多摩(たま)
- 夕子の中学校の同級生。
- RQ刹那ギャルズクラブ
- 夕子が一時期所属したレースクイーンによる芸能グループ。
- 正晃(まさあき)
- 夕子のはじめての彼氏。ダンサー。姦淫のビデオを撮影し、夕子の人生を転落させる。
テレビドラマ
テレビドラマ化され、WOWOWの土曜オリジナルドラマとして「連続ドラマW」にて2015年5月16日より放送。全4回。監督は犬童一心[2]。小松菜奈と菊地凛子のW主演で、小松は14歳から18歳までの娘・阿部夕子を演じ、菊地はその夕子を思いのままに動かそうとする母親・幹子を演じる[3]。主題歌を担当するRinbjöは、主演の菊池が参加するプロジェクトで、初めて自身の出演作品で主題歌も担当している[4]。
主なキャスト
- 阿部夕子 - 小松菜奈[5](幼少期:谷花音)
- 阿部幹子 - 菊地凛子
- 松田 - 太田信吾
- 荻野 - 山内健司
- 小園 - 石原淋
- 沖島 - 永岡佑
- 森田 - 陰山泰
- 一場 - 中村靖日
- 正晃 - 真剣佑
- 多摩 - 濱田龍臣
- トーマ - ド・ランクザン望
- サラ - ブライアリー・ロング
- 社長 - 田中泯
- ミイ羽 - 夏帆
- 増尾仁太郎 - 浅野和之
- 村野 - オダギリジョー
スタッフ
放送日程
放送回 | 放送日 |
---|---|
第1話 | 5月17日 |
第2話 | 5月23日 |
第3話 | 5月30日 |
最終話 | 6月 | 6日
脚注
- ^ a b “綿矢りささん3年半ぶり長編「書く時は夢見てるみたい」”. 朝日新聞DIZITAL. (2007年2月8日) 2015年2月1日閲覧。
- ^ “綿矢りさ:初の連ドラ化「夢を与える」WOWOWで放送”. MANTANWEB. (2015年1月16日) 2015年1月25日閲覧。
- ^ “主演は小松菜奈!綿矢りさ作品初連続ドラマ化決定”. TV LIFE. (2015年3月7日) 2015年3月12日閲覧。
- ^ “菊地凛子、主演ドラマ「夢を与える」で初主題歌「夢を与えられた」”. 映画.com (2015年5月14日). 2015年5月15日閲覧。
- ^ 小松菜奈(インタビュアー:渡邊晃子)「小松菜奈、スキャンダラスな芸能界を描く『夢を与える』で「逃げたくなる気持ちに共感した」」『マイナビニュース』、2015年5月15日 。2015年5月26日閲覧。
- ^ “菊地凛子&小松菜奈が母娘役!綿矢りさ原作初連続ドラマ化でダブル主演!”. シネマトゥデイ (2015年2月18日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “菊地凛子&小松菜奈が母娘役、綿矢りさ『夢を与える』を犬童一心監督がドラマ化”. CINRA.NET (2015年2月18日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “綿矢りさ原作ドラマ『夢を与える』主題歌は主演・菊地凛子”. CINRA.NET (2014年4月9日). 2015年4月13日閲覧。
固有名詞の分類
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