外頸静脈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 22:56 UTC 版)
静脈: 外頸静脈 | |
---|---|
ラテン語 | vena jugularis externa |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
血液の排出元 | 頭蓋、顔面 |
起始 | |
合流 | |
MeSH | Jugular+Veins |
走行
耳下腺内部で下顎角の高さで始まり、下顎角から鎖骨中央の高さにある胸鎖乳突筋後縁まで垂直に頸部を降りていく。
胸鎖乳突筋と斜めに交差し、肩甲鎖骨三角では深在筋膜を通り、前斜角筋の前方もしくは側方で鎖骨下静脈に合流する。後頸三角の上部を貫通する。
胸鎖乳突筋と頸筋膜浅葉で別れ、広頸筋、浅筋膜および外皮で覆われる。頸横神経と交差し、上半分では大耳介神経と平行に走行する。
他の首の静脈と反比例するように大きさは変化し、二倍になることもある。
弁
二組の弁を持つ。一つは鎖骨下静脈につながる部分にあり、もう一つは通常鎖骨の4cm上である。二組の弁の間はしばしば拡張しており、洞と呼ばれる。
この弁は血液の逆流やカテーテルの通行を阻害しない。
合流
この静脈は時々後頭葉静脈が合流する他、後外頚静脈が合流し、また、末端近くでは頸横静脈、肩甲上静脈、前頸静脈が合流する。耳下腺内部で、内頸静脈とつながる多くの枝が合流する。
追加画像
関連項目
この項目の一部は、現在パブリックドメインとなっているグレイの解剖学からのものです。
- 1 外頸静脈とは
- 2 外頸静脈の概要
外頸静脈と同じ種類の言葉
- 外頸静脈のページへのリンク